第28回日本IVF学会学術集会での新たな発見
2025年10月11日(土)から12日(日)にわたり、沖縄県那覇市のホテルコレクティブにて行われる「第28回日本IVF学会学術集会」は、生殖医療の分野での専門的な知識共有が行われる重要なイベントです。この学会では、株式会社EXORPHIAの創薬研究部部長、金子いずみ氏が自身の研究成果を発表します。
学会の概要
日本IVF学会学術集会は、生殖補助医療(ART)の分野において、国内でもトップクラスの研究発表の場となっています。今年のテーマ「境界と選択」では、最新の研究や技術をもとに生殖医療の未来について多角的な議論が交わされる予定です。また、日本臨床エンブリオロジスト学会や日本生殖看護学会との合同セッションも特別に設けられ、さらに深い知見が得られることが期待されています。
発表内容について
金子氏の発表は、演題番号O-7の「臍帯MSCエクソソームは高齢・POFモデルマウスの胚発生および卵巣機能を改善した」というタイトルです。この発表は、10月11日(土)12:30~13:30の間に行われます。
研究の包括的な内容は、EXORPHIAが開発した細胞外小胞(EVs)技術を活用した胚培養研究に基づいています。主な焦点は、不妊治療における新たな可能性を探り、胚発育の促進や培養環境の最適化に関する知見を提供することです。この研究は、患者に対してより効果的かつ安全な治療法を導入する基盤となることを目指しています。
社会的な意義
近年、日本を含む先進国では晩婚化や少子化が進んでおり、不妊治療の重要性は増す一方です。現在のART治療の成功率は年齢と共に低下し、患者カップルは身体的かつ経済的な多大な負担を強いられることが珍しくありません。そのため、EXORPHIAの研究結果は、次世代の胚培養添加剤の開発を通じて、こうした課題を解決するための貴重な手段となると期待されています。
具体的には、以下の点において社会的価値を創出できると考えています。
- - 治療成功率の改善:特に高年齢層における妊娠率向上が見込まれます。
- - 経済的負担の軽減:治療回数の削減により、患者の費用を大幅に圧縮する期待があります。
- - 社会的インパクト:少子化対策や家族形成支援に向けた貢献が期待されています。
EXORPHIAは、科学的根拠に基づく技術革新を通じ、持続可能な社会の構築に寄与し、生殖医療の未来を変革することを目指しています。
会社概要
- - 会社名:株式会社EXORPHIA(エクソーフィア)
- - 所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6F Inspired.Lab
- - 代表者:口石 幸治(代表取締役CEO)
- - 事業内容:EVを用いた医薬品等の開発・製造・販売
- - 設立:2019年
- - ウェブサイト:EXORPHIA公式サイト
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