地域活性化を目指す新しい移動体験のビジネスモデルとは
東京都千代田区に本社を置くジオフラ株式会社と株式会社駅探が業務提携を結びました。2025年6月13日からこの提携がスタートします。両社は、地域活性化やユーザーの移動体験を向上させることを目指しており、それぞれの強みを活かした新しい取り組みを展開することとなります。
提携の背景
駅探は全国で月に約1,200万人のユーザーを有し、乗換案内や移動に関するサービスを提供しています。この強力なユーザー基盤と技術が、地域事業者との連携を進める上での大きな武器となります。一方、ジオフラは移動や来店行動に連動してポイントを貯めるアプリ「プラリー」を運営し、国内のマーケティングに注力しています。両社が手を組むことで、地域と生活者をつなぐ新たな社会インフラを構築することを目指します。
提携の主な取り組み内容
業務提携を通じて実施される具体的な取り組みには、次の内容が含まれています。
1. 駅探アプリとプラリーのID連携や相互送客
これにより、乗換検索や移動体験をサポート。ポイント制度やキャンペーンを導入し、ユーザーが移動する際の回遊や購買を促進します。両社のアプリを連携させることにより、ユーザーにとっての利便性が向上し、さらに多くのユーザーにリーチできるようになる見込みです。
2. 共同広告パッケージの設計と収益シェア
両社の媒体を活用し、広告や販促の枠を広げる計画があります。収益シェア型モデルを導入し、共同で行う広告によって双方にメリットのある形を構築することを目指しています。
3. デジタル販促機能の連携強化
インスタントウィンやスタンプラリーのような新しい販促機能を導入し、地域の小売業や飲食業、観光事業者をサポートします。これにより、来店や購買を促し、地域の活性化を図ります。
4. 将来的な有料会員制度の検討
両社でプレミアムなサービスを提供する有料会員制度を検討し、共同での展開を目指しています。これにより、ユーザーにとってより価値のあるサービスを提供していくことができるでしょう。
今後の展望
この提携は、地域事業者や消費者を“移動”を対象に結びつける新しいマーケティング基盤の形成を目指しています。ジオフラと駅探はこれから段階的に提携内容を進め、資本提携を含んだ強固な協業体制の構築に向けて誠実に協議を続けていく予定です。
会社概要
所在地:東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング
代表者:株式会社代表取締役社長 社長執行役員CEO 尾崎 雄一
事業内容:フィジカル空間における人流を活性化させるプロダクトの企画・開発、地方創生に係る事業
ウェブサイト:
https://corp.geofla.com/
所在地:東京都千代田区麹町5-4 JPR麹町ビル
代表者:代表取締役 金田 直之
事業内容:乗換案内サービス、地域DX・MaaSソリューション提供
ウェブサイト:
https://ekitan.co.jp/
この提携が地域と事業者、そして消費者の間に新しい関係を築くことを期待しています。