昭和の看板建築
2025-12-26 11:08:00

新たに生まれ変わる昭和の懐かしい看板建築の魅力を紹介

新たに生まれ変わる昭和の懐かしい看板建築の魅力を紹介



2025年12月26日、株式会社トゥーヴァージンズから発売される書籍『新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし』は、そのタイトルが示す通り、昭和時代に存在した看板建築の魅力を再発見する重要な一冊です。

この書籍は、2019年に刊行された同名の書籍の改訂版で、これまでの成功を受け、たくさんの新しい取材を加えています。特に、横須賀にある看板建築「みどり屋」や、石岡で知られる看板建築群に関する新情報が満載です。また、クラウドファンディングで話題を集めた秩父の「パリー食堂」も再取材されています。

看板建築とは



看板建築は、建築家の藤森照信氏によって名付けられた、店舗と住宅が一体となった独特な建物の形態です。これらの建物は、関東大震災後の復興期に多く見られ、木造の2~3階建てが一般的です。その正面は、耐火素材で装飾され、特有の美しいデザインが魅力です。本書もまた、藤森氏の推薦を受けています。

昭和初期、東京の下町には、文房具屋や花屋、床屋、和菓子屋等、様々な個人商店が立ち並び、繁栄していました。しかし、今ではそれらの多くが姿を消し、かつての賑わいはありません。そんな昭和の暮らしの一部を今もなお、私たちに伝えてくれるのがこの書籍です。私たちが忘れてはいけない昭和の生活が、ここに凝縮されています。

インタビュー特集



本書では、関東圏を中心に、看板建築を持つ商店の家主たちへのインタビューを行っています。各家主の物語を通じて、看板建築がどのように彼らの生活と文化に深く結びついているのかを探ります。

  • - 夜の街に華やぐ洋食店「パリー食堂」(秩父)
昔ながらのスタイルを受け継ぎながら進化しているこのお店の魅力に迫ります。
  • - 祭り文化を伝える呉服店「みどり屋」(横須賀)
地元の伝統を守り続ける姿勢が感じられます。
  • - 最先端の技術を支える刷毛屋「江戸屋」(日本橋)
伝統的な技術と現代のニーズが融合しています。

その他にも、築地の食器店や喫茶店、理容店など、多彩な商店の物語が綴られています。これらのインタビューを通して、当時の社会背景や暮らしの様子が読み解けます。

フォトアーカイブとコラム



この書籍には、現存する看板建築や閉業した商店の写真も収載されており、懐かしい昭和の街並みを視覚的に楽しめるアーカイブが含まれています。各地の看板建築のポートレートや、それに関連したコラムも充実しており、看板建築の装飾や歴史に触れることで、より深い理解を得られる内容となっています。

  • - おいしい看板建築 受け継がれてきた店の味
  • - 職人技を伝える看板建築の美しさ

このように、『新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし』は、懐かしい昭和の商店文化を振り返るだけでなく、その情報を現代に生かすための貴重な資源として位置づけられています。この本を手に取ることで、読者は昭和の魅力的な暮らしを再発見できることでしょう。

書籍情報



  • - タイトル: 新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし
  • - 監修: 萩野正和
  • - 定価: 2,400円(本体2,200円+税)
  • - 仕様: A5サイズ、208ページ、オールカラー
  • - ISBN: 978-4-86791-069-6
  • - 発売日: 2025年12月26日(金)

この書籍は、失われた街の記憶を辿りながら、現代を生きる私たちにとっても貴重な教訓を感じさせる一冊です。ぜひ、手に取って当時の魅力ある商店文化を体感してください。


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