三菱地所と商船三井の新たな取り組み
株式会社商船三井が、三菱地所とともにベトナム北部ハイフォン市で進行中の賃貸倉庫開発プロジェクト『Logicross Hai Phong』に出資を決定しました。このプロジェクトは、ベトナム国内での商船三井の初の賃貸倉庫開発として期待されており、東南アジアにおけるロジスティクス事業の展開を加速させる狙いがあります。
プロジェクトの概要
『Logicross Hai Phong』は、三菱地所グループが主導するプロジェクトであり、2025年10月に竣工予定です。その後11月には正式に稼働を開始予定で、地域の物流インフラ強化に寄与することを目指しています。このプロジェクトは、経営計画『BLUE ACTION 2035』に基づき、安定した収益を確保するための重要なスキームとなります。
商船三井の橋本社長は、海運市場への依存を減少させるため、このロジスティクス事業の強化が不可欠であると強調しています。このプロジェクトは、双方の協業を深める重要なステップと考えられており、経済成長が続く東南アジアにおいて重要な地域戦略の一環です。
立地の利便性
本プロジェクトはラックフェン港やカットビ国際空港の近くに位置する『Nam Dinh Vu工業団地』内にあり、北部最大の消費地であるハノイや中国国境に対しても良好なアクセスを誇ります。これにより、さまざまな業種の企業にとって非常に便利なロケーションとなっています。
最新技術を取り入れた倉庫設計
本物件は、近代的かつ機能的な設計が特徴で、複数の業種に対応可能な汎用的な仕様を持っています。さらに、台風などの気象条件を考慮した高い安全性を備えています。人感センサー付きのLED照明や最先端の節水・消火設備を導入し、環境にも配慮されており、国際金融公社(IFC)の認証である「EDGE Advanced」を取得しています。これにより、ビジネスの効率と持続可能性が両立した物流施設としての役割を担うことが期待されています。
出資の詳細
本プロジェクトにおける三菱地所と商船三井の出資比率はそれぞれ50%で、商船三井の出資額は約16百万アメリカドル、日本円で約25億円に相当します。このプロジェクトは、今後も現地パートナーとの連携を深め、成長が見込まれる市場での事業機会を確実に捉え、企業の持続的な価値向上を目指して推進されていくでしょう。
まとめ
モダンな設備を備えた物流施設の開発は、ベトナムにおける商船三井と三菱地所の戦略的パートナーシップの成果です。地域経済への貢献と共に、双方のビジネスモデルの強化を通じて、持続可能な発展を目指します。これからの展開にも注目が集まります。