岡山大学の横井篤文副学長が国際会議で提言
2026年6月22日から25日、インドネシア・ジャカルタで開催された第5回国際会議「Global Sustainable Development Congress 2026」に、岡山大学の横井篤文副学長が参加しました。この会議には学術界、政府、企業、一般市民の3,000人以上が集まり、持続可能な社会の確立に向けた問題について熱い議論が交わされました。
横井副学長は、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)およびユネスコが主催するラウンドテーブル・セッション「From Frameworks to Action: Preparing Climate-Ready Teachers」に国連大学からの招待を受けて出席しました。彼はSDG大学連携プラットフォームを代表し、教育者が気候変動に対応するための能力向上に寄与するための取り組みを発表しました。
このセッションでは、国連大学が進めている「教育者のための気候変動コンピテンシー・フレームワーク(C3FE)」に関してさまざまな意見が集められ、実際の教育現場でどのように気候変動教育を普及させるかについて議論されました。
横井副学長は、「How to Support Action(行動をどのように支援するか)」という討議項目を担当し、教育現場での学習者の主体性を高める方策や、知識と実践の間のギャップを埋めるためのアイデアについて助言しました。議論にはインドネシアの学生や、世界各国から集まった教育者が参加し、活発な意見交換が行われました。
特に注目を集めたのは、横井副学長がアジア初のユネスコの持続可能な開発のための教育(ESD)に関するチェアホルダーとしての立場を踏まえ、どうすれば教育者がより効果的に行動を起こせるかに焦点を当てたことです。アジア太平洋地域、アフリカ、欧州、北米からの教育者や学生100人以上が集まり、それぞれの地域における気候教育の現状や課題について意見を交わしました。
会議のオープニングでは、UNU-IASの山口しのぶ所長やユネスコジャカルタ事務所の林川眞紀所長が挨拶し、本会議が持つ意義を強調しました。彼らは「気候変動教育は人類の未来にとって欠かせない要素である」と述べ、教育者が果たすべき役割についても言及しました。
岡山大学は今後も、「高度な知の創成・創発・継承を通じた持続可能な未来の実現」というビジョンのもと、国連大学やユネスコとの連携を強化し、気候変動に対する教育を推進していく方針です。地域に根ざした研究大学として、岡山大学の取り組みは国内外で高く評価されており、今後の進展に期待が寄せられます。
国連大学SDG大学連携プラットフォーム(SDG-UP)は、SDGs達成に向けて積極的な取り組みを行う日本の大学が連携できる場として設立されました。岡山大学もこのプラットフォームに参加し、持続可能な社会の実現に寄与するための人材育成やパートナーシップの強化に取り組んでいます。
前回の会議では、気候変動が教育現場での課題として取り上げられ、その解決に向けた具体的なアクションプランが提言されています。これらの取り組みが今後の教育現場にどのように反映され、持続可能な社会の構築につながっていくのか、さらなる注目を集めることでしょう。岡山大学のこれからの活動に乞うご期待です。