2025年度図書館振興助成が決定
公益財団法人図書館振興財団(東京・文京区)は、2025年度の振興助成事業に関し、8つの新しい取り組みに対して合計約2,637万2,555円の助成を決定しました。この助成金は、図書館を通じてさまざまな文化教育活動を支援し、地域社会の発展に寄与することを目的としています。
助成先一覧と事業内容
振興助成事業の応募受付は2024年9月から10月まで行われ、選考委員による厳正な審査を経て、以下の団体が選定されました。
1.
大分市教育委員会 - 電子書籍システム導入・利用促進事業(助成額:10,000,000円)
2.
特定非営利活動法人エファジャパン - マイナー言語に対応したDAISY図書の開発とモデル図書室の整理(助成額:1,500,000円)
3.
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭 - 映画祭草創期資料のデジタルアーカイブ化事業(助成額:2,843,014円)
4.
調布市立図書館 - 『記録集 東京現像所』(仮題)(助成額:4,000,000円)
5.
国立大学法人東京外国語大学 - 「八杉貞利ロシア関係資料」デジタルアーカイブ化(助成額:2,000,000円)
6.
東京大学総合研究博物館 - 東アジア建築史資料デジタルアーカイブ化(助成額:4,348,432円)
7.
福島大学フクニチャージ図書館 - 故大塚久雄氏研究ノート類のデジタル化作業(助成額:681,109円)
8.
大阪教育大学附属高等学校 - 学校図書館教育の充実(助成額:1,000,000円)
振興助成の目的とは?
振興助成事業は、図書館を通じて新たなアイデアや取り組みを支援し、地域が抱える様々な課題の解決を目的としています。新しい事業のスタートアップを助けることで、地域社会へその成果を還元することが期待されています。
次回募集について
2026年度の振興助成事業の応募は、2025年9月から10月にかけて行われる予定です。応募には具体的な目的や期待する成果が明確に示されることが求められます。図書館が持つ新たな価値創出を目指すこの助成事業に、多くの方々の応募をお待ちしています。
申請方法とお問い合わせ
申請には「助成申請書」や「事業計画書」、さらには「収支予算書」といった必要書類を、募集期間内に郵送する必要があります。具体的な募集要項は、財団の公式ウェブサイトで確認可能です。
活気ある地域の形成に寄与するために、図書館振興財団の多彩な取り組みに注目していきましょう。今後も各助成先の活動に期待が寄せられます。