新しいリハビリの形「EM DRIVE CHAIR®」
2025年12月20日、株式会社Rad PROJECTが新たに展開を開始した「EM DRIVE CHAIR®(エムドライブチェア)」は、現代医学に革新をもたらすリハビリ支援機器です。腰椎にも対応するこのチェアは、高出力電磁刺激(Electro Magnetic Stimulation、EMS)を駆使し、非侵襲的に深層筋にアプローチします。
この革新的なチェアは、着衣のままで利用でき、患者への負担が非常に少ないのが特長です。特に、腰部の多裂筋や腸腰筋、さらには骨盤底筋に効果的に働きかけ、筋肉の収縮を短時間で誘発します。これにより、運動が難しい高齢者や術後の患者においても、効率的なリハビリが可能となります。
整形外科・リハビリの新たな助け
「EM DRIVE CHAIR」は、主に整形外科やリハビリ現場での活用が期待されています。代表的な用途としては、以下のような場面があります:
- - 腰椎手術や人工関節手術後のリハビリ補助
- - 腰痛の緩和や可動域の改善
- - 腸腰筋・腰方形筋へのアプローチによる日常動作の支援
- - 骨盤の安定性向上を目指した大殿筋や中殿筋への刺激
- - 脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの保存療法支援
- - 高齢者におけるサルコペニアやロコモティブシンドローム対策
特に高齢者のサルコペニアや腰痛問題は、質の高い生活を維持する大きな課題です。EM DRIVE CHAIRは、こうした深層筋機能の低下を助け、転倒リスクを軽減する役割を果たします。
医療現場での評価
医療従事者からは、以下のような評価が寄せられています。
- - 非侵襲・非接触で、痛みを伴わない使用感
- - 衣服を脱がずに施術が可能で高い受容性
- - 施術中のスタッフの付き添いが不要で、省力化に寄与
- - 高齢者や術後早期の患者にもスムーズに導入できる
これらの点から、ただのリハビリ機器に留まらず「動かせない時期でも筋肉に働きかけられる選択肢」として、医療現場においての注目が集まっています。
未来に向けての展開
Rad PROJECTでは今後も、整形外科やリハビリテーション施設での導入支援やデモンストレーションを進める予定です。特に、2025年5月には日本整形外科学会で、2025年10月には日本栄養精神医学研究会で展示を行う予定です。これはEM DRIVE CHAIRを新たなリハビリの標準として普及させるための重要なステップです。
お問い合わせ先
『EM DRIVE CHAIR』に関するお問い合わせは、株式会社Rad PROJECTおよび株式会社プロラボメディカルまでお願いします。
新しいリハビリの時代が、ここから始まります。