『あそびのむし』プロジェクト第3弾、全国120施設で無償配布へ
難病や障害を抱える子どもたちとその家族のために、『あそびのむし』プロジェクトが新たな取り組みを開始します。このプロジェクトは、東京おもちゃ美術館が実施しており、今回は全国の120の医療・福祉施設におもちゃセットを無償で提供します。
「あそびのむし」プロジェクトとは?
『あそびのむし』は、芸術と遊び創造協会が日本財団の助成を受けて展開しているプロジェクトです。この取り組みは、難病や障害を有する子どもたちが、遊びを通じて心を癒し、成長するための支援を目的としています。これまでにも2020年に第一弾、2023年に第二弾として90か所、150か所にそれぞれおもちゃを配布してきました。2025年度には第三弾が実施され、2026年には120の施設にお届けする予定です。
遊びがもたらす癒しの力
遊びは、子どもたちの心に明るさをもたらし、成長を促す重要な要素です。おもちゃを手にした瞬間の子どもたちの輝く目は、その力を証明しています。プロジェクトの一環として、厳選された「世界のおもちゃ40点」が詰まったおもちゃボックスが支援先の施設に届きます。ここから、その施設の子どもたちの笑顔が生まれるのです。
おもちゃを生かすための研修とネットワーク
ただおもちゃを送るだけではありません。東京おもちゃ美術館では、おもちゃコンサルタントによる研修会も行い、おもちゃの効果的な活用法を学べる機会を提供しています。これにより、実際の支援現場で生かせる遊びの工夫が学べます。また、同様の課題を持つ施設同士がつながり、支援の質を高める「アソビのむしネットワーク」を形成しています。2026年にはあそびのむし全国大会が開催され、仲間たちと交流しながら学び、意見を交わす場になります。
参加しよう!
この素晴らしいプロジェクトにあなたの施設も参加してみませんか?ねんどう(年齢)が関係なく、遊びを通じた安心できる環境を整えることで、心の栄養となる遊びを子どもたちに届けることができます。無償配布の詳細や応募については、プロジェクトの公式サイトを訪れてください。
日本財団と芸術と遊び創造協会について
日本財団は1962年に設立された、幅広い支援活動を行う団体です。子どもや障害者、災害時の支援など、多岐にわたる活動を経済的にサポートしています。一方、認定NPO法人芸術と遊び創造協会は、多世代交流を促進するための取り組みとし、新宿にある東京おもちゃ美術館を運営しています。子育てサロンや病院でのおもちゃコンサルタント派遣なども行っており、遊びを通じたコミュニケーションの大切さを広めています。
おわりに
遊びは心の栄養です。全国の仲間とつながり、共に成長する「まるでおとぎ話のような場」を作り出すために、あなたの施設も『あそびのむし』ネットワークに加わり、子どもたちの笑顔を広げていきましょう。