サンディエゴの新たな学生向け賃貸住宅プロジェクトが始動
関電不動産開発株式会社と東京建物株式会社が、米国カリフォルニア州サンディエゴ市において学生向け賃貸住宅の開発に乗り出しました。本プロジェクトは、アメリカのデベロッパーGreystar(グレイスター)との共同事業となります。両社にとって、海外での学生向け賃貸住宅開発は初の取り組みであり、期待が高まります。
プロジェクトの概要
この新しい賃貸住宅は、サンディエゴ州立大学(SDSU)のメインキャンパスの近接地に位置し、310戸の賃貸ユニット(605ベッド)を提供します。住宅の設計には、住民が快適に過ごしながら学業に専念できるように共用ラウンジシステムやフィットネスセンター、プール、ドッグスパなど多彩な共用施設が備えられます。また、スタディールームも用意されており、学生が集中して学習できる環境が整います。これにより、学生生活と学業の両立を支援します。
環境への配慮
この賃貸住宅プロジェクトでは、環境への配慮も重要なポイントです。屋上には338kWの発電容量を持つ太陽光発電設備が設置され、生成された電力は共用部で利用される予定です。加えて、全139区画の駐車場には、73基のEV充電設備も備えられるため、持続可能なライフスタイルを実現するための設備が整っています。
プロジェクトの進捗
2025年11月8日(日本時間)に現地で着工式が行われ、関係者約40名が参加しました。この時点で、プロジェクトの成功を祈念し、今後の進捗が大いに期待されています。竣工予定は2028年6月で、サンディエゴの若者たちに新しい住まいの選択肢を提供することが目指されています。
プロジェクトの実施によって、関電不動産開発と東京建物は、米国、豪州、タイなどの国々への事業展開を加速し、学生向け賃貸住宅分野でのさらなる成長を目指します。これにより、海外不動産事業の資産規模が2028年度には1,000億円を超え、さらなる発展へと繋げていく計画です。
最後に
両社は、Greystarと共同で行うこのプロジェクトを通じ、一層の事業拡大を図りつつ、地域社会への貢献と新たな価値の創出に努めます。今後も、持続可能な社会の実現と多様性の尊重を重視し、グローバルに必要とされる学生向け住居を展開していく姿勢を貫きます。サンディエゴの新たな学生向け賃貸住宅は、学生にとって快適で安全な居住空間を提供することでしょう。