早希のワンマンライブ「Saki 2nd One Man Live “Glow and Grow”」開催
シンガーソングライター早希が2025年4月20日、下北沢のADRIFTにて自身の2回目のワンマンライブ「Saki 2nd One Man Live “Glow and Grow”」を行いました。このライブは、昼間と夜の2公演で、それぞれ異なる編成で楽しめるように設計されています。
ライブテーマと演出
タイトルに込められた意味は「成長」や「飛躍」。早希は、昨年からこのテーマに基づいて楽曲を4曲リリースしており、ライブ当日はその集大成ともいえる内容が詰まっています。昼公演では、500個以上のファンから集めた「想い」が葉っぱの形となって一本の木へと育つ映像が流れる中、会場は彼女の登場を待ちわびました。この映像は「grow」すなわち「成長」を感じさせる印象的なものでした。
その後、早希が1曲目の「軌跡」を披露し、彼女の澄んだ歌声が会場を包み込みました。続く「私のレシピ」では、観客が共に歌う参加型のパフォーマンスに。観客と一体となる瞬間が生まれました。
中学卒業時の思い出を語るMCを交えつつ、「消しゴム」や「想い出がいっぱい」(H₂Oのカバー曲)などをしっとりと歌い上げました。それに続き、松たか子の「明日、春がきたら」も披露し、彼女のアーティストとしての多様性を示しました。
昼から夜へ、移り変わる空気
ライブの途中、サポートメンバーとのセッションが始まると、天窓が閉じられ、「シルエット・イン・ブルー」が流れ始めました。この曲に合わせて、早希のYouTube公開中のリリックビデオの映像が楽しめる素敵な演出が施されました。彼女の音楽とビジュアルが相まって、夕方から夜へと移り変わる雰囲気を表現しました。
終盤には、アコースティックギターを持った早希が「変わっていく」を披露。観客も「Woa-oh」とともに参加し、ライブはますます盛り上がります。「この世界からさよならするまで」で本編を締め括り、観客の期待を超える内容に。
アンコールと夜公演のスタート
アンコールでは「はぐれんぼ」と楽しい雰囲気の「Late Show」を披露し、昼公演を見事に締めくくりました。
夜公演では、OP映像が終わるタイミングでバンドメンバーが登場。早希が「Start in life」や「変わっていく」を元気よく歌うと、会場は一気に美しい音楽で溢れました。ロックチューン「はぐれんぼ」や「空蝉」を経て、夜の情緒をさらに深める「こんな夜は話がしたい」では、会場のスクリーンに下北沢駅からの道のりを映し出し、観客とより一体感を持たせました。
さらに、サイリウムを星に見立てた「オリオンを見上げて」を披露し、観客は一層盛り上がりました。終盤に到達すると、早希は「クリスマスが好きだったのに」とミュージカル色が強い楽曲たちを次々と披露し、最後に「この世界からさよならするまで」を力強く歌い上げました。
フィナーレと未来への期待
再度のアンコールでは、ピアノのみの伴奏で「願い」を心に染み入るように歌い、ラストを「私のレシピ」で飾ります。昼夜ともに約13曲が披露され、早希の音楽の幅広さと多様性が感じられる一夜でした。
彼女はこれからも多岐にわたる活躍を続けることでしょう。早希の今後の活動から目が離せません。