なとりの環境への挑戦
2025-07-22 16:37:25

なとりと4社の共同プロジェクトがCO2削減を実現し物流環境大賞を受賞

なとりと4社の強力な協力体制



株式会社なとり(東京都北区)は、物流業界における環境負荷軽減を目指し、佐川急便、大宮通運、日本貨物鉄道の3社と共同でモーダルシフトに取り組みました。これにより、CO2排出量の大幅な削減に成功し、一般社団法人日本物流団体連合会主催の「第26回物流環境大賞」にて奨励賞を受賞しました。実際の表彰式は2025年6月30日、東京プリンスホテルで行われました。

モーダルシフトの具体的な取り組み



なとりグループでは、工場や配送センター間の輸送において、トラック便から鉄道コンテナ便に切り替える「モーダルシフト」を実施しています。この取り組みにより、2024年4月から埼玉の工場や配送センターから九州へ向けた輸送が行われ、これに伴い前年に比べて243トン(78%)ものCO2削減を達成しました。

モーダルシフトは、トンネルを採掘して運ぶのではなく、より環境負荷が少ない手段で物流を実現できる手法で、なとりは現在もこのシステムに力を入れています。CO2排出量削減への取り組みは、長期的なビジョンとして持続可能な社会の構築に寄与することを目指しています。

SDGsへの取り組み



当社のサステナビリティプログラムは、2020年7月に設立されたSDGs推進委員会を中心に展開されています。「全員参加のサステナビリティの実現」を理念に掲げ、スローガンは「創ろう未来あるおつまみ」。基本方針には「環境への配慮」「社会貢献」「安全安心」「働きやすい職場」が含まれ、これらを基にした中期経営計画「Next Value up for 80」でもSDGsの促進が重要戦略とされています。

物流環境大賞の意義



物流環境大賞は、環境保全に貢献した企業や個人を表彰するための制度で、日本物流団体連合会が実施しています。今回のなとりの受賞は、物流における環境意識の高まりを受けたものといえるでしょう。

株式会社なとりの概要



なとりは、1937年に設立され、食品の製造および販売を中心に事業を展開しています。主におつまみ関連、すなわち水産加工、畜肉加工、酪農加工などを手がけ、多様な食シーンに応じた商品を提供しています。消費者のニーズに応えながらも、環境負荷をかけないことを重視し、常に新しいマーケットの創造に挑戦しています。

今後の展望



なとりは、2025年度までに原単位当たりで2013年度比30%のCO2削減を目指しており、今後も効率化と環境に配慮した物流の推進を続けていく意向です。このように、持続可能な社会に向けた取り組みは、なとりの企業活動の根幹を成すものとなるでしょう。

このような取り組みを通じて、なとりは環境問題解決に向けたリーダーシップを発揮し、他企業との連携を強化しながら持続可能な未来を創造していくことを目指しています。


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