伝統工芸×オーダースーツの新たな出会い
オーダースーツの専門店「DAVID LAYER」と、東京の伝統工芸「銀師」に名を冠する上川宗光氏が組んで、新たなプロジェクトを開始しました。彼が手掛けるオリジナルカフスボタンが、2025年の6月7日・8日の2日間にわたって、代官山店にて受注会を開催します。この素晴らしいコラボレーションは、日本の伝統工芸と現代のファッションが融合した証といえるでしょう。
「DAVID LAYER」とは?
「DAVID LAYER」は、完全予約制のオーダースーツ専門店であり、15,000以上の生地やボタンから自由に選んで、オリジナルのスーツを仕立ててもらえる魅力的な店舗です。また、著名な監督の就任会見でも話題になった高い襟の白シャツとワインレッドのスーツが特に印象的で、顧客のこだわりや想いを大切にした一着を提供していることで知られています。
銀師・上川宗光とのコラボレーション
今回のプロジェクトに関わる上川宗光氏は、これまで器や盆などの美術品を制作してきましたが、カフスボタンを手掛けるのは初めてとなります。上川氏は、「銀器職人の新たな可能性を広げる第一歩」と位置付けており、その特別な意味を持っています。
こだわりのカフス製作
製作されるカフスは、925シルバーを使用し、伝統的な燻し加工を施されていて、素材本来の表情を生かしています。このカフスは、DAVID LAYERの店内の壁紙からインスピレーションを受けてデザインされ、全く新しいオリジナルの形に仕上がっています。これにより、おしゃれで高品質のアクセサリーを求める層に訴求できると考えています。
オーダースーツ市場の変化とJOEKRの視点
近年、コロナ禍以降、消費型スーツ市場は苦戦する中、オーダースーツは回復の兆しを見せ、特に一生使える質の高いものを選ぶ消費者が増えています。e-moerのアクセサリーブランド「JOEKR」は、こうした市場の変化を捉え、品質・価格両面でしっかりと勝負できるシルバーカフスを提供することで、高感度なスーツユーザーに届けるための戦略を構築しました。
さらに、オーダースーツが納品までに数週間かかることが、銀師の創作サイクルとも相性が良く、伝統工芸アクセサリー市場でも新たな雇用の創出が期待されています。
受注会の詳細と期待される反響
受注会は、2025年6月7日(土)〜6月8日(日)、10:00〜19:00(完全予約制)にて「DAVID LAYER代官山店」で行われます。参加者は、こだわり抜かれたカフスの魅力を直接体験し、職人と対話することで、製品に込められた思いや技術を深く理解するチャンスです。
JOEKRの魅力と今後の展望
JOEKRでは、1点からのオーダーメイド対応や他の素材との調整も行っており、多様なニーズには柔軟に応えていく方針です。また、さらなるコラボレーションも視野に入れており、業界の革新に貢献する意気込みにあふれています。
上川宗光氏は、「このカフスによって銀器の新たな可能性を広げていきたい」と語る一方、e-moerの代表・金本晃司朗氏も、「伝統工芸を使ったセンス抜群の装飾品を多くの人に届けていく」との意気込みを示しています。
はっきりとしたデザインと伝統技術に裏打ちされたこのカフスは、ビジネスシーンや特別な日のアクセントとして、多くの人に一生愛用されることでしょう。今回のコラボレーションを通じて、伝統工芸に新たな息吹がもたらされる瞬間を、一緒に見届けてみてはいかがでしょうか。