障害者雇用推進の第一歩！アンガーマネジメント研修を開催

アンガーマネジメント研修の開催

生活協同組合パルシステム神奈川は、8月19日に新横浜本部で「アンガーマネジメント研修」を開催しました。この研修は、障害者雇用推進に向けて、神奈川県内の星槎大学との包括連携協定に基づいて行われた初の取り組みです。講師には、星槎大学共生科学部の平雅夫教授を招きました。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントは、自身の感情を理解し、コントロールする技術です。研修では、参加者が自分自身の感情のパターンを把握し、怒りの原因を探る方法について学びました。平教授は理論だけでなく、実践的な経験も交えながら、グループホームでの支援活動などの体験を基に指導しました。

研修内容の具体的な手法

研修では、「認知行動療法」の視点を取り入れ、感情を客観的に捉えるためのワークショップが行われました。参加者は、具体的なシナリオを用いて職場での感情をどう受け止め、どのように柔軟に対応できるかを模索しました。このアプローチにより、怒りをただ抑えるのではなく、その背後にある感情を理解することの重要性が強調されました。これにより、職場環境が向上し、全てのスタッフが働きやすい環境を実現できる可能性が広がります。

研修の重要性と目的

パルシステム神奈川と星槎大学は、障害者雇用における支援者の専門性を高めることが、多様性を尊重する社会を実現するためのキーワードだと考えています。今回の研修は、その第一歩と言えるでしょう。具体的に、星槎大学は特別支援教育の診断や相談、教育の機会を提供し、参加者はより多様性を受け入れる意識を持つことになります。

これからの展望

今後もパルシステム神奈川では、障害を持つ方が安心して働ける環境を整えるため、支援者のスキル向上に努めます。特に、2025年の国際協同組合年を契機に、地域に根ざした組織との連携を強化し、すべての人が活躍できる社会の実現を目指します。

障害者と共に働くことが当たり前の社会を作るために、これからも取り組みを続けていきます。研修の成果は、参加者の職場における雰囲気やコミュニケーションの改善にも寄与し、結果的に共生社会の実現へとつながることでしょう。

このような積極的な取り組みを通じて、生活協同組合パルシステム神奈川は、地域社会全体の発展に寄与できるよう、引き続き努力してまいります。