時代小説の巨匠、井原忠政が語る魅力
昨今、時代小説「三河雑兵心得」シリーズが話題を呼び、作者である井原忠政さんがABCラジオの「今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて」に出演しました。放送は8月28日(木曜)24時から行われ、作家同士の意気投合が光る内容となっています。番組には井原さん、今村翔吾さん、そして山崎怜奈さんの三人が登場し、創作活動についてのさまざまな話題に花を咲かせました。
番組の内容
番組では、井原さんの「三河雑兵心得」シリーズの創作に至るまでの秘話や、執筆における苦心などが語られました。中でもペンネームの由来や、作品が誕生するまでの流れが興味深く紹介されており、リスナーにとって貴重な情報が盛りだくさんです。完成までの道のりや、戦国時代をテーマにした小説としての独自性についても詳細に触れられ、創作の楽しさや難しさを実感できるトークが展開されました。
井原さんの作品がどのように生まれ、その背景にはどんなストーリーがあるのか、作家同士の対話を通じて新たな側面を発見できる機会となりました。リスナーの皆さんが興味深く思える瞬間が数多く、井原さんの人柄や創作への情熱を強く感じられる内容となっています。
聴取方法について
もしリアルタイムで聴き逃した方でも、心配はいりません! 番組はディレイ配信としてポッドキャストやSpotify、Amazon Music、そしてradikoにて再度楽しむことができます。ただし、radikoでは放送から8日間限定のため、お早めにアクセスすることをお勧めします。
井原忠政さんの作品の楽しみ方が広がるトークが聞けるこの機会、ぜひご利用ください。番組の詳細は以下のリンクから確認できます。
今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて(ABCラジオ)
「三河雑兵心得」シリーズとは
「三河雑兵心得」は、戦国時代を背景にした数々の物語が繰り広げられます。物語の主人公は17歳の茂兵衛で、彼は喧嘩のあおりで人を殺して村を出奔。後に松平家康の家来として足軽の道を歩むことになります。初陣では籠城や兜武者との一騎討ち、さらには恋愛や奇襲など、戦乱の世の中で茂兵衛は成長を重ねてゆきます。汗水たらして戦い、時には恋に落ちながら厳しい時代を生き抜く姿が痛快であり、多くの読者を魅了している理由の一端です。
現在、シリーズ最新刊『三河雑兵心得16関ケ原仁義(中)』が双葉文庫から好評発売中です。物語の魅力を知りたい方はぜひ手に取ってみてください。
井原忠政のプロフィール
井原忠政さんは、2000年に脚本「連弾」が第25回城戸賞に入選したことをきっかけに、経塚丸雄名義で脚本家デビュー。その後、2016年に時代小説デビューを果たしました。2020年にはペンネームを井原忠政に改名し、「三河雑兵心得」シリーズの刊行をスタート。シリーズは瞬く間に評判となり、『この時代小説がすごい! 2022年版』文庫書き下ろしランキングで第1位を獲得するなど、多くの名誉も受けています。さらに、2023年には日本ど真ん中書店大賞を受賞するなど、その作品は多方面で評価され続けています。現在も神奈川県鎌倉市を拠点に執筆活動を行っています。