株式会社船場の新たなオフィスデザインメソッド
株式会社船場は、オフィスの新設や移転、改装といったプロジェクトにおいて、より高い付加価値を提供するための新メソッド「ワークプレイスデザインKPIメソッド」を独自に開発しました。このメソッドは、経営層や人事部、総務部などからの多様な要望を整理し、オフィスへの投資対効果を最大化することを目指しています。
オフィスの価値再評価
近年、多様な働き方の受容や人材の流動性が増す中で、オフィスは単なる業務を行う空間にとどまらず、企業経営における重要な資産として見直されています。新しいオフィスを構築する際には、各部署からの様々な要望が存在するものの、限られた面積と予算の中でそれをどう実現するかが大きな課題となっています。また、初期の段階で目的があいまいなまま進行すると、最終的に重要な価値が軽視されてしまうリスクがあります。
KPIメソッドの構成
「ワークプレイスデザインKPIメソッド」では、オフィス構築における悩みや課題に対して、以下の三つのステップで進めています。
1.
KPIサーベイ
最初に現状を把握するためのサーベイを行い、課題の傾向を自動的に算出して可視化します。
2.
KPI設定
続いて、40項目以上のKPIによって優先順位をつけ、本質的な課題を抽出します。
3.
KPI設計テーマ
最後に、これらの情報を基に設計テーマをまとめ、関係者間で共通言語を確立することで、オフィスの設計と建設を円滑に進めることを目指します。
例えば、「交流スペースが必要」という要望があった場合、この背後にある目的(部門間の連携を強めたいのか、創造的なアイデアを生み出したいのか)によって必要とされるデザインが変わります。このメソッドを通じて、単なる空間の要望が具体的な設計条件に変換されていきます。
実際の導入例
このプロセスでは、初めにとったサーベイ結果から実態を把握し、次に「部門間連携のしやすさ」や「新しいアイデアの創出を促す」に関するKPIを設定します。その上で、具体的な設計仮説を立て、最終的には各部署間での協力を生み出すための空間の形を導き出します。
船場は、プロジェクトの初期段階から完成後の効果検証に至るまで、一貫して支援を行い、ワークプレイスを単なる作業空間ではなく、企業の成長を支える基盤として機能させることを目指しています。
CVX戦略室の新設
さらに、船場は2025年に「CVX戦略室」を新設し、オフィスを単なるコストとは見なさず、企業の文化や理念、人材価値を表す重要な資産と考えています。この戦略室は、企業の価値を最大化するため、採用力や社員のエンゲージメントを向上させる取り組みを進めております。
未来に向けたデザイン
株式会社船場は、オフィスの新設、移転、改装を検討する企業にとって、ワークプレイスデザインKPIメソッドは強力な支援ツールとなります。いかにして企業の目指す成果を達成するか、そのためにどのようにオフィスデザインの価値を見直し、最適化するかという点が、今後の課題となるでしょう。
最後に、船場は「Good Ethical Company」として、エシカルな視点を持ちながら、未来に優しい空間づくりを推進しています。企業イメージや地域社会、自然環境への配慮を大切にしながら、持続可能な社会を目指したデザインを引き続き行っていく所存です。