外国人向け医療支援を進めるメディ・エンジンの挑戦
昨今、多文化共生が大きなテーマになっている中、株式会社メディ・エンジン(東京都港区、代表取締役:東 貴大)が東京都の「青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)」の第20期シードプログラムに採択されました。このプログラム参加を機に、彼らは外国人が安心して医療を受けられる社会の実現に向けた取り組みをさらに強化していくことを目指しています。
ASACとは?
ASACは東京都が主催するインキュベーション施設で、創業予定者や起業間もないスタートアップ企業に対して基礎スキルを提供することを目的としています。このプログラムからはこれまでに199社が卒業しており、メディ・エンジンは191社の応募の中から選ばれた12社の一つです。ASACは、事業の拡大に必要なノウハウやネットワーク、そしてコワーキングスペースの活用を通じて、新たなビジネスの可能性を広げることを目指しています。
株式会社メディ・エンジンの取り組み
メディ・エンジンは「世界中の誰も取り残さず、すべての人々を救うことができる持続可能な社会の実現に貢献する」という理念のもと、訪日外国人や在留外国人向けのオンライン診療サービスを提供しています。この取り組みの中心となるのが、外国人向け医療専門プラットフォーム『とらほす』です。『とらほす』は宿泊事業者、旅行事業者、医療機関、薬局と連携し、外国人観光客が体調を崩した際に迅速にクリニックへアクセスできる体制を整えています。
提携しているクリニックは24時間365日体制で診療を行い、英語をはじめ、イタリア語やスペイン語が話せる医師も在籍しています。また、診察の結果、精密検査が必要な場合や薬の処方が必要な際には、関係する医療機関や薬局へスムーズに連携します。さらに、提携薬局は原則24時間以内に薬を宿泊先など指定した場所へお届けする体制も整えているのです。
このように、メディ・エンジンは言語や国籍に関わらず、誰もが安全に医療を受けられる安心な社会の実現を目指しています。
ASACを通じた今後の展望
メディ・エンジンはASAC参加を通じて、さまざまなビジョンを実現することを目指しています。その一つが、メディ・エンジンに関連する企業や自治体との接点を強化し、より広範囲に事業を展開することです。これまで以上に多くの人々にサービスを提供し、日本での医療環境を向上させていく予定です。
さらに、多様なメディアを駆使して商品の認知度を高めることや、豊富な経験を持つメンターからの指導を受けてビジネスプランを改善していく考えです。これらの取り組みを通じて、メディ・エンジンは自社が描く持続可能な社会の実現に一歩近づいていくでしょう。
会社概要
メディ・エンジンは、これからも外国人医療支援に力を入れていき、日本での医療をより安心感のあるものにしていくことを目指します。