現役高校生が選ぶ新しい総理大臣の理想像
2025年の参院選後、日本は少数与党が政権を担うという難しい状況にあります。その中で、現役高校生たちが理想とする総理大臣は一体誰なのか、気になる調査結果が発表されました。本調査を実施したのは、マーケティング情報サイト「ワカモノリサーチ」。全国の高校生353名を対象に、"現在から未来にかけて総理大臣になってほしい人"についてアンケートを行った結果から見えてきたのは、若者世代の政治家への期待と意見です。
調査結果の概要
調査によると、第1位に輝いたのは元総理大臣の「安倍晋三さん」が選ばれました。安倍さんへの支持の理由としては、彼が政権を担っていた頃の外交や政策が高評価を受けている結果が多く見られます。「安倍内閣の時が一番安定していた」「外交が得意で、アメリカのトランプ大統領とも良好な関係を築いていた」などの声が多数あり、安倍さんのカリスマ性や実行力が高校生にとっての理想的なリーダー像として残っているようです。
対する第2位には意外にも「自分」という回答が見受けられました。理由としては「誰がやっても日本は変わらない」と感じている高校生が多く、政治に対する期待感のなさがうかがえます。それでも自分の能力を試したい、という前向きな意見もあり、若者の意識の多様性が際立っています。
第3位には現農林水産大臣の「小泉進次郎さん」が登場。高校生からは「若さ」「実行力」の期待が寄せられ、政治家として若手の希望の星とみなされているようです。
現役高校生の政治への関心
それぞれの支持者からは、政治への高い期待とともに「理想の国家像」が表れていました。特に注目すべきは、高校生たちが指名した「HIKAKIN」と「玉木雄一郎」という名前。YouTuberのHIKAKINは、彼の社会貢献や誠実な人柄から支持を受け、政治家としての適性を感じる高校生も多いようです。
玉木雄一郎さんは、国民民主党の政策に共感する意見や、行動力が印象的という評価が多数寄せられています。「若者に寄り添っていく姿勢が魅力」といった声もあり、政治における新たな風を感じさせます。
そのほか、外国のスーパースター「大谷翔平選手」や政治家の石破茂さんも名を連ね、特に彼の頑張りを応援したいと思っている高校生が多いことも印象的。彼らの選ぶ理想のリーダーは多様であり、それぞれが持つ期待は国の未来を切り開く力として重要視されています。
まとめ
今回の調査を通じて、若年層の意識や希望を見て取ることができました。高校生たちは、政治に対しあきらめや不満を持つ一方で、自らが動くことで変化をもたらそうとする意志を持っていることが浮き彫りになりました。これからの政治は、彼らの声を無視することはできないでしょう。現役高校生たちの意見を通じて、未来のリーダーたちがどのように日本を牽引していくのか、興味深い視点です。次世代のリーダーに期待しつつ、今後の動向を見守りたいものです。