社会派コメディサスペンス映画「まぜこぜ一座殺人事件」広島で上映
広島市で2025年8月1日から8月7日まで、映画「まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~」が上映されます。この作品は、社会派コメディサスペンスとして、多様なキャストが集まるエンターテインメント作品です。
監督とアフタートーク
上映初日には、主演の東ちづると松本裕見子によるアフタートークもあります。アフタートークは、上映日の翌日である8月2日(土)18:45から「広島サロンシネマ」で行われ、手話通訳もつくため、幅広い観客が参加しやすい環境が整っています。
チケット情報
映画の鑑賞料金は1,500円(税込)で、パンフレットも付いています。視覚障害者に配慮したデジタルパンフレットも用意されており、障害者手帳や年齢証明の提示は不要です。ただし、各種割引料金や無料招待券の使用はできません。
作品について
本作の特徴的な点は、出演者の多様性です。義足や車椅子ユーザー、全盲、ダウン症、ろう者、ドラァグクイーン、トランスジェンダー、さらにはこびとといった特性豊かなキャストが参加しています。マイノリティパフォーマーが中心となり、殺人事件をきっかけに彼らの本音や疑問、さらには怒りと笑いが交錯します。
「普通なんてない」と語る東ちづるは、30年以上のボランティア活動を経て、この映画で自由な表現の場を提供しようと努めています。脚本はドラァグクイーンのエスムラルダが手掛け、監督はCMやMVなどで知られる齊藤雄基が担当。この映画は、彼にとって初めての長編作品です。
バリアフリー対応
本作は、視覚・聴覚障害者へのバリアフリーにも力を入れています。スマホ用アプリ「HELLO!MOVIE」を使用することで音声ガイドを体験でき、プレミアムな体験が提供されています。また、劇場で QRコードを受け取ればデジタルパンフレットも利用可能です。これにより、皆さんが映画の世界にしっかりと浸れる環境が整っています。
エンディング曲
映画のエンディング曲「Get in touch!」は6年の時間をかけて完成し、豪華声優陣が無償で参加しています。そのメッセージは「あなたはそのままでいい」と力強く、優しさが込められています。ぜひYouTubeでも聴いてみてください。
最後に
この映画は、見せかけのヒューマニズムを排除し、真実の表現を追求します。上映期間中の「まぜこぜ一座殺人事件」をお見逃しなく、ぜひ劇場で体験してください!