兵庫県トラック協会がDXを推進する新しい取り組み
兵庫県トラック協会(兵ト協)が、シナジーマーケティング株式会社のクラウド型CRMシステム「Synergy!」を導入しました。この業務提携により、協会は2025年1月から本システムの運用を開始し、業務効率化を図る考えです。
兵ト協の現状と背景
兵ト協は、2024年12月末現在、2,120社の法人会員を抱え、貨物自動車運送事業に関するさまざまな業務を行っています。しかし、従来は多くの業務がアナログで行われており、情報のやり取りやデータ入力に多大な時間を要していました。事情として、2024年の物流問題への対処が求められ、業界全体の効率化が急務とされています。
Synergy!の導入目的
「Synergy!」は、会員情報を一元管理し、迅速なメール配信やアンケート調査を容易にします。これにより、新制度の案内や会員への重要な情報を効率的に伝えることが期待されています。
業務効率の改善と期待される成果
導入によって期待される主な業務改善ポイントは以下の通りです:
1.
会員情報の一元化:迅速で最適な情報提供を目指し、会員情報をSynergy!に集約します。
2.
コミュニケーションのデジタル化:メール機能を利用して、他の連絡手段に代わるデジタルコミュニケーションを促進します。
3.
サービス向上の管理:参加履歴や回答内容をデータベース化し、より関心の高いテーマでの案内を実現。
4.
DXの普及:協会全体でDXを進め、会員企業へのノウハウを提供します。
コメントと今後の展望
兵ト協の会長、木南 一志氏は、Synergy!の導入について「業務の効率化はもちろん、会員間の迅速なコミュニケーションが実現することを期待しています。また、本システム化を機にさらなる物流のデジタル化を目指したい」と述べました。
シナジーマーケティングの代表、奥平 博史氏は「当社のCRMシステムにより、兵ト協の業務が効率化されることは大変嬉しい。今後ともビジネス課題の解決に努めたい」とコメントしています。
兵庫県トラック協会について
兵庫県トラック協会は、貨物自動車運送事業に関する指導と研究を行っています。会員相互の連絡協調を推進し、業務の健全な発展を目的に設立されました。今後も会員企業との信頼関係を深め、デジタル化を進めていくことで、業界全体の競争力を高めることが期待されます。
まとめ
「Synergy!」の導入により、兵庫県トラック協会は業務効率化に向けた新たなステージを迎えました。IT化は業務改革の第一歩であり、協会のさらなる発展が期待されます。今後の取り組みから目が離せません。