銀座SLCビルが高級住宅へと変貌を遂げる
東京都中央区銀座に位置する商業ビル「銀座SLCビル」が、株式会社明豊エンジニアリングの手によってフルリノベーションされます。このプロジェクトは2024年10月にタイ在住のオーナーからの依頼を受けて始まり、2025年10月18日に完成予定です。
都心型リノベーションの新たな形
近年、円安やインバウンドの需要が高まる中、海外の富裕層による日本の不動産購入が増加しています。そのため、銀座の商業ビルをプライベートな空間に改修するこのリノベーションは、特に価値があるプロジェクトとなっています。明豊エンジニアリングは、商業ビルを高付加価値な居住空間に変えることで、資産価値の維持・向上を図っています。
さらに、オーナーが他の会社を比較する中で、明豊エンジニアリングの提案するデザインとコストのバランスが支持され、企画から施工までの一貫した管理を任されることとなりました。
アーバンリュクスをテーマにした内装
銀座という世界的な都市の特別な立地を活かし、内装デザインのテーマは「アーバンリュクス」。洗練された大人の雰囲気を持ちながら、住まう人に落ち着きを与える計画が施されています。外観には既存の格子意匠を取り入れ、内部はフロアごとに異なるデザインで構成されています。1階はリビングフロアとして開放感を大切に、2~4階はベッドルームとして居心地の良さを追求しました。
また、水回りには海外仕様のハンドシャワー付きトイレを設置するなど、快適性を重視した仕上がりも特徴です。このように、居住者のライフスタイルを反映された空間作りが進められています。
明豊エンジニアリングの挑戦
このプロジェクトは、明豊エンジニアリングにとって初の大規模なフルリノベーションとあって、多くの挑戦がありました。商業ビルの既存構造の制約を考慮しながらも、設備や配管の新設を進めることで、快適で使い勝手の良い住環境の実現を目指しています。特に、現場の各種要件を考慮し、海外在住のオーナーのニーズにも対応するために、細かな打合せが重ねられました。
今後の展開
このリノベーションは、銀座という都心立地において、国際的な暮らし方を提案する第一歩ともなります。明豊エンジニアリングでは、今後もこうしたプロジェクトを通じて、都市の価値創出に貢献しようとしています。多様化するライフスタイルや投資ニーズに応じた建築を提供することで、さらなる市場の変化にも柔軟に応えていく予定です。
銀座SLCビルの基本情報
- - 所在地: 東京都中央区銀座2丁目11-14
- - 交通アクセス: 銀座一丁目駅から徒歩3分、東銀座駅から徒歩3分、銀座駅から徒歩5分
- - 構造/階数: 鉄骨造・地上4階建て
- - 総戸数: 1戸
- - 管理会社: 株式会社明豊プロパティーズ
このように、銀座の中心に位置する高級住宅としての新しい姿が期待される銀座SLCビル。今後の完成が待ち遠しいですね。