エクスジェン・ネットワークスとNetskopeが見据えるセキュリティの未来
セキュリティの重要性が高まる中、エクスジェン・ネットワークス株式会社は、IDaaS「Extic」とNetskope Japan株式会社の「Netskope One」プラットフォームに新たな連携を開始しました。この連携によって、アイデンティティ管理とネットワークセキュリティの統合が進み、ゼロトラストアクセスが強化されます。この新機能は、2026年3月9日から利用可能になります。
1. 何が変わるのか?
従来、組織が運用するID管理システムとネットワークセキュリティシステムは分断されており、多くの場合、情報の同期が手動で行われ、リアルタイム性や正確性に欠けることがありました。そのため、セキュリティ環境に変化を反映させるのが遅れ、時には誤った情報が反映されることもありました。
この新たな連携によって、ExticからNetskope Oneへのユーザー属性やグループ情報のリアルタイムな同期が実現します。これにより、役職や組織の変更が即座に反映されるため、より安全でスムーズなアクセス制御が可能になります。
2. 連携の具体的なメリット
この連携には、以下のような主な利点があります。
(1) リアルタイム同期
ユーザーの氏名、メールアドレス、役職などの属性情報が、ExticからNetskope Oneに自動で移行され、常に最新の情報が保たれます。これにより、アイデンティティに基づくセキュリティポリシーの整合性が確保され、セキュリティリスクが軽減されます。
(2) ゼロトラストアクセスの強化
最新のID情報をもとに、Netskope Oneのクラウド可視化、多面的なアクセス制御とDLP(情報漏洩対策)ポリシーが連携されます。これにより、独立したアクセス権限の適用が可能となり、部門や業務内容、権限に応じたセキュリティポリシーを自動的に反映します。
(3) 運用負荷の軽減
IDのライフサイクル管理はExticのコンソール上で一括して行えるため、二重の作業が不要になります。それにより、人事異動が頻繁な大規模組織でも、ポリシーの不整合や更新の遅延リスクを大きく減少させることができます。
3. 企業の安全なクラウド利用を支える強固な基盤
エクスジェン・ネットワークスの江川社長は、この連携の意義を強調しています。「正確で統合されたID情報は、セキュリティ運用の中核です。Exticが提供する最新のアイデンティティデータをNetskope Oneにリアルタイムで反映することで、企業が求める『安全なクラウド利用』を支える、堅固な基盤を築けると考えています。」
4. 今後への期待
Netskopeの権田バイスプレジデントも、本連携が日本企業のセキュリティ強化に寄与すると述べ、今後のさらなる協力関係を表明しました。情報セキュリティの世界が急速に変化する中、両社の協力による統合セキュリティソリューションは、ますます重要な役割を果たすでしょう。
5. 結論
今回のIDaaSとSSEをまたぐ新たな連携は、クラウド環境の進化に伴い、企業が直面するセキュリティ課題に対して強力な解決策を提供します。ExticとNetskope Oneがともに描く、次世代のセキュリティの形に注目したいと思います。