一建設が群馬で木造住宅の建築現場見学会を開催
2026年1月28日、一建設株式会社が群馬県立館林商工高等学校の建築科2年生13名を対象に、木造住宅の建築現場見学会を実施しました。これは群馬県内で初めての試みであり、学生たちに最新の建設業界の実態を体感してもらうための重要な機会となりました。
背景としての建設業界の現状
日本の建設業界は、大きな転換期を迎えています。国土交通省の調査データによると、2023年の建設業就労者数は1997年のピーク時に比べ約30%も減少しており、特に団塊世代の退職によって2025年以降は深刻な人手不足が懸念されています。このような背景から、次世代を担う若い人材の育成は急務となっています。
一建設の取り組みは、このような社会的課題を解決する一助となることを目的としています。見学会を通じて、学生たちがリアルな現場を体感し、建設業界の未来について考えるきっかけを提供することを目指しています。
見学会の内容
当日のプログラムは、一建設の執行役員である藤川氏の開会挨拶からスタートしました。生徒たちは、実際に建設中の木造住宅の現場を見学し、基礎工事や躯体工事に関する説明を受けました。
特に注目されたのは、職人による電動工具の安全な使用方法のレクチャーです。学生の中から2名が実際に電動工具を使ってビス打ちを体験しました。これは、ただの見学にとどまらない実践的な学びを提供するもので、彼らにとって貴重な体験となりました。
さらに、施工管理アプリ「ANDPAD」を活用した現場管理業務について学生たちにも触れてもらい、現代の建設現場がどのようにデジタル技術を取り入れているのかを学びました。これにより、生徒たちの建設現場に対するイメージが大きく変わったことが伺えます。
学生の反応
参加した生徒たちからは、見学会に対する嬉しい声が多数寄せられました。特に、アプリを使っての進捗管理や情報共有に驚きを隠せない様子でした。「建設現場はアナログだと思っていたが、タブレットを活用することで効率的に仕事が進められると実感できた」と言った生徒もいました。こうした声は、彼らが未来の職業をより具体的にイメージできる助けになったことを示しています。
今後の取り組み
一建設は、今後もこのような見学会を定期的に開催し、現場のリアルな体験を通じて若者たちの理解を深め、建設業界への興味を喚起する予定です。建設業の未来を担う若者たちに、実践的な知識を提供し、彼らの成長を支援することが一建設の使命です。
このような取り組みを通じて、地域に根付いた人材育成を行い、さらに建設業界全体の活性化を目指しているのです。