八芳園の新ロビー
2025-08-04 09:34:11

八芳園、グランドオープンに向け巨大木オブジェ制作公開!

八芳園、新たなメインロビーへ向けた取り組み



東京都港区にある株式会社八芳園は、2025年10月にグランドオープン予定のリブランディングプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトでは、八芳園全館が一時休館し、改修工事が進められています。特に注目されるのは、新メインロビーに配置される巨大な木のオブジェです。これは「日本の、美意識の凝縮」をコンセプトにした新空間のシンボルとして位置付けられています。

巨大な木のオブジェ



今回初公開された木のオブジェは、八芳園の庭園に深い歴史を持つ“赤松”をモチーフにしています。このオブジェの制作は、福岡県大川市で「大川の匠」として知られる創作家具職人・西田政義氏が手掛けています。西田氏は独創的なデザインの家具を制作しており、その技術と創造力が新たなオブジェにもつながっています。これにより、オブジェは八芳園の日本庭園との親和性を持ちながらも、現代的な解釈を加えた作品に仕上がる予定です。

制作の舞台裏



公式YouTubeでは、西田氏が工房で制作する様子の映像が公開されています。八芳園のスタッフが工房を訪れ、家具づくりの過程を体験する様子も収められています。西田氏は、「使って楽しめるような家具を作りたい」という強い想いを持ち、40年以上のキャリアを持つ職人です。彼の作品は、ユニークで多彩なデザインが特徴であり、常に新しいものを創造することを目指しています。

オブジェの制作は「ありえない木を作りたい」という考えからスタートしました。本物の松の形ではなく、自由な発想で形を構築することに挑戦しているのです。このアプローチにより、オブジェは枝が紐のように交差する独自の姿を持つことになりました。

赤松と八芳園の歴史



八芳園の日本庭園は、大正時代に実業家・久原房之助が整備を行い、その際に特に影響を受けたのが樹齢400年以上の赤松です。久原氏はこの赤松を中心として庭を広げ、自然を尊重した庭づくりを推進しました。この伝統を受け継ぎ、新しいメインロビーに赤松のモチーフを取り入れることで、八芳園の歴史と美意識を現代に引き継ごうとしています。

今後の展望



オブジェの完成は2025年9月頃を予定しています。グランドオープン後は、八芳園の新たな空間で日本庭園の象徴的存在ともいえる赤松をモチーフにした巨大オブジェが飾られることになります。また、八芳園ではリニューアルに関する動画やコンテンツを引き続き公開していく予定です。これからも新たな発見と感動を与える八芳園の進化にご期待ください。

八芳園は、江戸時代から続く日本庭園を持つ総合プロデュース企業として、婚礼や宴会、地域プロモーションなど多岐にわたる事業を展開しています。その目的は「日本を、美しく。」というパーパスのもと、日本の魅力を国内外に伝え、文化を守り続けることです。


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