AML構想が受賞
2026-06-16 12:16:21

日立製作所のAML共同化構想が新事業大賞で栄冠を獲得

日立製作所のAML共同化構想が新事業大賞で栄冠を獲得



株式会社日立製作所が推進する「デジタルアセット取引AML共同化構想」が、4月に開催された「第三回日本新規事業大賞」において、シード部門のグランプリを受賞しました。この賞は、企業内部から生まれた新しい事業やイントラプレナーを対象としたもので、多くの応募の中からこの構想が選ばれたことは、業界における重要な評価を意味します。

本構想の背景と目的


暗号資産やステーブルコインの普及が進む中、アンチ・マネー・ローンダリング(AML)は世界的な課題となっています。現在、金融機関ごとに分断された対策では効率性や実効性が欠けることが懸念されています。このような背景から、日立は業界横断的な取り組みを通じてAMLを効率化する新しい仕組みを構築することを目指しています。

「AMLを競争領域から協調領域へ」という新たな方針の下、金融犯罪の影響が国境を越える現状に対応するためのアプローチとして、この構想が誕生しました。日立の事業創生プログラムを通じて社員が自らの問題意識をもとに挑戦した結果、2025年からは実証実験に向けての取り組みが始まる予定です。これには、デジタルアセット関連事業者との連携も含まれており、幅広い共同作業に向けた基盤が整っています。

受賞に至るまでのアピールポイント


日立がコンペで強調したのは、社員による発想から生まれた構想であり、事業化への道を進めてきた点です。最終選考のプレゼンテーションでは、金融犯罪対策としての社会重要性を基にした説明が行われ、日立が持つ金融分野での知識や顧客基盤、そして公正性と実装力により具体化された構想を紹介しました。

さらに、単なるアイデアにとどまらず、実証を通じて明文化された技術や制度、業務の適用方法についての道筋を示しました。国内での事業化だけでなく、将来的には海外展開も視野に入れた構想であることをアピールしました。

最終選考の舞台と受賞の意味


最終選考は幕張メッセで行われ、500人以上の聴衆が見守る中、日立のチーフビジネスプロデューサーである岸 功がプレゼンを行いました。岸は「AMLを競争ではなく協調として捉え、『安全な社会インフラ』を築くことの重要性」を訴えました。この受賞は、日立が社員による挑戦を具体的な事業として実現させ、社会課題解決に向けて前進していることを示しています。今後も日立は、社員の意志を起点にして新たな社会価値の創出に努めていく意向です。

受賞者のコメント


岸 功は、本構想について「金融犯罪対策を単独で行うのではなく、業界全体での連携を図る挑戦である」と述べ、金融犯罪が国境を越える今、あらゆる関係者が共に取り組む必要性を強調しました。受賞をただの出発点とし、社会実装に向けての一歩を踏み出したこの構想は、以後も関係者と協力しながら進めていく所存です。

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お問い合わせ先


日立製作所金融システム営業統括本部
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このように、日立製作所はAML共同化構想を通じて、今後の金融業界の変革に寄与し、より安全な社会の実現を目指しています。


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