戦争の記憶を次世代へと伝える漫画『戦争めし』の配信が開始
公益社団法人日本青年会議所(以下、日本JC)が、戦後80年を迎える2025年、平和の重要性を次代へと伝えるための取り組みを始めました。これに伴い、漫画『日本青年会議所版 戦争めし』が配信されることが決定しました。この作品は、魚乃目三太先生が手掛けており、戦時中の食をテーマにした心温まるオムニバス形式のストーリーが特徴です。
新たな試み「80年前の物語発掘プロジェクト」
このプロジェクトの目的は、地域に埋もれている戦争体験を明らかにし、次世代にその記憶を伝えることです。歴史を語る博物館の閉館や、高齢化が進む戦争体験者の方々など、記憶を受け継ぐ環境が十分ではない現代。日本JCは、戦争の記憶を漫画という親しみやすい形で記録し直すことに挑戦しています。コンテンツを通じて、日本の平和な日常の背景に潜む歴史を再認識し、一人ひとりが平和について考える機会を提供することが狙いです。
舞台は択捉島、そして食と記憶を結ぶ物語
記念すべき第1話の物語の舞台は北方領土の択捉島。ここで描かれる食と記憶の物語は、戦時下の人々がどのように生き、何を食べ、何を感じていたのかを明らかにします。魚乃目先生は、全国から募集した80年前の生活や食に関連するエピソードをもとに、特別編を描いています。
配信スケジュールとストーリー応募について
『日本青年会議所版 戦争めし』の配信は2025年7月18日(金)の0時から始まり、各章は「ヤンチャンWeb」で無料公開される予定です。スケジュールとしては、以下のようになります:
- - 第0話・第1話:2025年7月18日(金)0:00〜
- - 第2話:2025年8月19日(火)0:00〜
- - 第3話:2025年9月16日(火)0:00〜
- - 第4話:2025年10月21日(火)0:00〜
また、ストーリーの応募も行っており、2025年8月31日(日)まで受け付けています。あなた自身の記憶や聞いた話を漫画として残すチャンスです。
まとめ
日本青年会議所が取り組むこのプロジェクトは、ただの漫画ではなく、次世代に平和の重要性を伝えるための大切な一歩です。戦争がもたらした「食」と「記憶」を通じて、今一度私たちの平和な日常に隠れた歴史を見つめ直す機会を提供してくれます。今後の配信を楽しみにしつつ、ぜひご自身もストーリーを通じてこのプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。