サンリオ、SRHR休暇導入と育児制度拡充で働き方が変わる

サンリオの新しい働き方改革

株式会社サンリオが、2025年4月から新しい制度を導入することを発表しました。これにより、多様な人々がそれぞれのライフステージに合わせて働きやすい環境を提供することを目指します。新たに「SRHR休暇」を導入するとともに、育児短時間勤務制度の対象年齢を小学校6年生まで拡充することが決まりました。

SRHR休暇とは？

「SRHR休暇」とは「Sexual and Reproductive Health and Rights」の略で、日本語では「性と生殖に関する健康と権利」を意味します。この制度は、従業員が不妊治療や卵子凍結、または更年期に伴う症状での休暇を取得できるものです。従来の「生理休暇」だけでなく、性別を問わず利用可能なため、働く人々の権利を尊重する取り組みとして注目されています。

この制度は、全ての人が自分らしく生きるためのサポートをし、「性」と「生き方」を尊重する社会を目指すものとして位置付けられています。

育児短時間勤務制度の見直し

加えて、サンリオは「育児短時間勤務制度」の対象をこれまでの「小学校3年生修了まで」から「小学校6年生修了まで」に延長します。この制度は、子育てをしながら働く親にとって、より柔軟な働き方を可能にするものです。子どもが成長する過程で必要なサポートを受けられることは、ワークライフバランスの大切な要素となります。

ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョンの重要性

サンリオは「One World, Connecting Smiles.」というビジョンのもと、職場環境のダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン（DE&I）の推進を進めています。これにより、多様な従業員が自分の能力を活かしながら、成長できる環境を整備していくことが目指されています。最近実施した社内アンケートからも、多くの従業員がライフステージに応じた柔軟な働き方を希望していることが浮き彫りになりました。

このように、サンリオは全ての従業員が心豊かに働ける環境を整えるために、制度の見直しを行い、働きやすい職場づくりを進めています。