メタリアル・グループに新風、秋山氏がCMOに就任
株式会社メタリアルは、2023年4月14日付で、元プロクター・アンド・ギャンブルの秋山史門氏を最高マーケティング責任者(CMO)として迎えることを発表しました。これにより、同社は生成AI技術を活用したマーケティング戦略を一層強化し、次の成長ステージを目指します。
秋山氏の経歴と実績
秋山氏は、2013年にP&G Japanにマーケティング職で入社後、シンガポールのアジア本社へ異動し、ファブリックケア部門でリージョナルブランドのプロジェクトリーダーとして活躍しました。平昌2020・東京2020・北京2022というオリンピックイベントに向けたマーケティング戦略を統括し、コーポレートブランディングやSDGs推進の多角的施策で高い評価を受けました。また、その後はディープテック企業であるUMAMI UNITED JAPANにて、Chief Operating Officerとして経営計画の刷新とアメリカ市場への進出を推進。
秋山氏のビジョン
秋山氏は、新しい技術であるAIの活用がもたらす可能性について、「その汎用性からさまざまな業界での市場開拓や顧客の潜在ニーズの発掘が重要となる」とコメント。また、コモディティ化が進む中での持続的な差別化の必要性や、戦略的なマーケティング活動の重要性を力説しました。企業としてのポジショニングを強化し、新たな価値創造に向けた取り組みに期待が寄せられています。
メタリアル・グループの未来
CEOの五石順一氏は、「これまで自社の技術力には自信を持ちながらも、マーケティングが弱いという課題に直面してきた」と語ります。秋山氏を迎えることで、マーケティング戦略を大きく転換し、より多くの顧客にメタリアルの魅力を届ける体制を整えることができると期待を寄せています。また、CTOの米倉豪志氏も、秋山氏の持つ豊富な経験はメタリアルにとって貴重な資産であり、共に革新と成長を目指す姿勢を強調しました。
メタリアル・グループの取り組み
メタリアルは、「世界中の人々を場所や時間、言語の制約から解放する」というミッションのもと、AI技術を駆使した専門文書の開発を行っています。法務や医薬、金融など多岐にわたる分野で顧客の課題解決をサポートし、特に翻訳市場においては国内No.1の地位を確立しています。今後も、秋山氏の戦略的なリーダーシップのもとで、より多様な市場への展開と技術革新が期待されます。
結論
秋山史門氏の就任によって、メタリアル・グループはAIマーケティングの新たな時代を切り開く可能性を秘めています。彼の経験とビジョンを活かし、次の成長ステージへと邁進する姿勢に注目が集まります。私たちもその進化を見守り、共に未来を築いていきましょう。