福祉施設の新しい挑戦が評価されました
東京都世田谷区に位置する特別養護老人ホーム「等々力の家」では、社会福祉法人奉優会が実施した『本気の避難訓練』が、第20回高齢者福祉実践・研究大会「アクティブ福祉 in 東京’25」にて名誉ある優秀賞を受賞しました。この取り組みは、高齢者福祉における災害対応の重要性を再認識させる一歩となり、全国の福祉施設にとっての手本になるべき先進例といえるでしょう。
受賞の背景
本訓練の特徴は、職員と入居者が一体となり、本番さながらのリアルな避難シナリオに挑むことにあります。最大の課題である「災害時の垂直避難」に特化し、あらかじめ緻密な動線設計を行い、訓練後には参加者全員で動画を振り返り分析するという徹底した準備が行われました。このような取り組みの結果、審査員からは「全国の福祉施設が学ぶべきモデル」と高い評価を受けたのです。
昨年からの継続した成果
奉優会は昨年度の第19回大会でも優秀賞を受賞しており、今回の賞受賞で2年続けての表彰となりました。これにより、現場の経験に基づいた実践知が地域に根ざした信頼の証であることが確認されました。多和田施設長は、「福祉は地域との共生が不可欠であり、この受賞は地域の皆様の協力なしでは成し遂げられなかった」と述べました。
地域との絆を深める取り組み
「等々力の家」は、駒沢オリンピック公園や等々力渓谷に近く、四季折々の自然を楽しむことができる閑静な環境に位置しています。人生の最終章を心穏やかに過ごすための「暮らしの場」として、地域に根ざした安心を提供すべく努めています。今後も地域密着型の福祉の最前線として、安全・安心な生活を送るための取り組みを続けていく所存です。
感謝の気持ちと未来への展望
この受賞を機に、地元の皆様には多大な感謝の意を表すると共に、「地域とともにある福祉」という理念の元、さらなるサービス向上を目指します。また、介護の現場で新たな挑戦をしたい方や入居を検討されている方は、どうぞお気軽にご相談ください。私たちと一緒に、地域の未来を築いていきましょう。
お問い合わせ先
特別養護老人ホーム等々力の家
社会福祉法人奉優会 広報担当:田村・鈴木