ヤマハの音楽教育
2025-08-29 15:38:20

ヤマハ、ベトナムにおける幼児音楽教育プログラムの展開を決定

ヤマハ、ベトナムにおける幼児音楽教育プログラムの展開を決定



最近、ヤマハの子会社であるYamaha Music Vietnam(以下、YMVN)が、ベトナムの教育市場に新しい風を吹き込む取り組みを開始しました。同社は、ベトナム最大級の幼保園・習い事の口コミサイトを運営するKiddiHubと業務提携を結び、2025年7月28日より、音楽教育プログラム「Yamaha Music Program for Kindergarten」を提供するとのことです。このプログラムは、幼保園での音楽教育の機会を増やし、子どもたちの感性や協調性を養うことを目的としています。

ベトナムでは、義務教育前の音楽教育が十分に整っていない現状があります。しかし、保護者の間では「感性や協調性を伸ばす教育を受けさせたい」というニーズが高まっており、YMVNはこのニーズに応えようと力を入れています。KiddiHubとの提携により、幼保園経営者および保護者に対してアンケートとインタビューを行った結果、音楽教育導入に対する関心が7割に達しました。

実際に、トライアル授業も開始され、授業内容や料金体系を整備しました。このプログラムは、3~6歳の幼児を対象に、ヤマハの音楽教育プログラムを基に開発されています。子どもたちの「感じる力」「表現する力」「協調する力」の発達をサポートし、楽しみながら音楽に親しむ機会を提供します。

さらに、YMVNはヤマハ・ミュージック・スクールの認定講師を派遣し、質の高い教育を実現します。プログラムは、学研ホールディングスが展開するSTEAM教育プログラム「Gakken STEAM Program」にも組み込まれており、今後の教育にも強い影響を与えるでしょう。

YMVNは、今後3年間でハノイやホーチミンにおいて200〜300の幼保園にこのプログラムを導入する計画で、その実現に向けて進めています。本プログラムを通じて、ヤマハの音楽教室の認知度を広げ、より多くの子どもたちに音楽教育の機会を提供することを目指しています。また、この取り組みが成功すれば、楽器演奏人口の拡大や持続的な文化教育の循環を促進し、ベトナムの音楽文化の発展にも貢献できると考えられています。

KiddiHubのCEO、ブー・バン・トゥン氏は、「ヤマハと協力できることを非常に嬉しく思っています。日本の長い歴史と実績を持つ音楽カリキュラムをベトナムに展開することができるのは、大きな意味があります」とコメント。YMVNの社長、足立信彦氏も、「ベトナムの習い事市場は拡大していますが、競争の激しい市場の中で、私たちのプログラムが差別化され、成功に繋がると信じています」と述べています。

YMVNとKiddiHubの提携により、ベトナムにおける音楽教育の裾野が広がることが期待されています。音楽を通じて子どもたちが成長する姿を見守りながら、良質な教育サービスの提供を目指す取り組みは、今後も注目が必要です。


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