中古スマホ市場の動向
2025年4月、中古スマートフォン販売・買取サービス「にこスマ」を運営する株式会社Belongが、最新の販売数と買取数ランキングを発表しました。注目すべきは、AQUOS sense3が初めて販売数1位に輝いたことです。この成功の裏には、同モデルの価格が平均6,000円台に下がったことが影響しており、手頃な価格で購入できるという点が多くのユーザーを引き寄せています。
一方、iPhoneシリーズでは、iPhone SE(第2世代)が12月から続けて1位に君臨していましたが、ついにその地位を譲ることになりました。iPhone SE(第3世代)の取引数も増加しているため、マーケットの動向を注視が必要です。特に、今やiPhone SEの人気は第3世代へと移行しているようで、機種ごとの取引数では第3世代が圧倒的な支持を受けています。
販売数ランキングの詳細
2025年4月の販売数ランキングでは以下の結果が得られました。
1位:AQUOS sense3(64GB)/平均販売単価6,210円(前月比-172円)
2位:iPhone SE (第2世代)(64GB)/21,608円(687円)
3位:iPhone 7(32GB)/8,745円(-153円)
4位:iPhone SE (第3世代)(64GB)/45,635円(1,591円)
5位:iPhone SE (第3世代)(128GB)/52,291円(2,240円)
6位:iPhone 13(128GB)/66,761円(463円)
7位:iPhone 8(64GB)/14,245円(-758円)
8位:iPhone 12(64GB)/42,054円(-39円)
9位:iPhone SE (第2世代)(128GB)/23,123円(219円)
10位:iPhone 14(128GB)/82,115円(1,782円)
このランキングからもわかるように、価格が安くて性能がしっかりしているAQUOS sense3の人気が伺えます。一方で、iPhone SE(第2世代)は長期にわたる支持を受けてきましたが、ついにその地位を脅かされています。
買取数ランキングの動向
買取数ランキングでも、iPhone SE(第2世代)が大きくのし上がり、2023年12月以来の首位に返り咲くこととなりました。具体的なランキングは以下の通りです。
1位:iPhone SE (第2世代)(64GB)
2位:iPhone SE (第2世代)(128GB)
3位:iPhone 8(64GB)
4位:iPhone 13(128GB)
5位:iPhone SE (第3世代)(64GB)
6位:iPhone 11(64GB)
7位:iPhone 11(128GB)
8位:iPhone 12(64GB)
9位:iPhone XR(64GB)
10位:iPhone 7(32GB)
この結果からもわかるように、手頃な価格と性能を兼ね備えたiPhone SE(第2世代)は、中古販売市場において未だに高い人気を誇っています。
今後の展望
「にこスマ」では、顧客のニーズに応えるべく、販売・買取のサービスを充実させていく方針です。中古端末のイメージを覆す高品質な製品を厳選し、詳細な情報提供に努めることで、安心して取引ができる環境を提供することを誓っています。また、YouTubeでは「にこスマ家」が織りなすドタバタ劇を通じて、スマートフォンに関するさまざまな疑問に答えています。
総じて、2025年4月の中古スマホ市場は、顧客の選択肢が多様化するとともに、各機種の人気の動向が大きく変化していることが際立つ結果となりました。今後の市場の動向に注目です。