日本女子大学成瀬記念館企画展「画家がみたキャンパス」
日本女子大学の成瀬記念館で、
9月24日(水)から特別展「画家がみたキャンパス大正から令和まで」がスタートします。本展示では、本学のキャンパスがどのように歴史の中で描かれてきたか、一部の画家たちの作品を通じて振り返ります。1901年の開校以来、数多くの作家によって表現されてきた美しいキャンパスの姿をぜひ御覧ください。
歴史を感じるキャンパスの風景
この企画展では、開催初日より1890年代から今に至るまで、キャンパスの変遷などが描かれたさまざまな絵画作品が展示されます。代表的なアーティストには、明治大正期に活動した洋画家の柳敬助が含まれています。彼が描いた木造校舎「教養館」や、過去に関東大震災で倒壊したレンガ造りの「豊明館」の姿など、現在では見ることができない風景が絵画を通じて提供されています。
また、本学の創立者である成瀬仁蔵がかつて住んでいた住宅の移築前の風景や、本学卒業生の建築家である妹島和世氏が設計した新しい図書館の姿も紹介され、様々な時代のキャンパスの表情を通じて、教育の歴史が生き生きと伝わります。
学生による展示の準備
特筆すべきは、本展の企画運営に、
9名の学生が参加していることです。彼らは「博物館実習」のもと、コンセプトの決定から作品選定、キャプションの作成など全てに携わっています。若い感性が息吹を吹き込む展示内容は、訪れる人に新しい視点を提供し、歴史的な作品への理解を深めることでしょう。
開催情報
- - 開催期間: 2023年9月24日(水)~12月20日(土)
- - 開館日: 火曜日~土曜日
- - 開館時間: 平日10:00~16:30、土曜日10:00~12:00
- - 入館: どなたでも可能です。
- - 開館日や時間は変更の可能性があるため、事前にご確認ください。
主な展示作品には以下が含まれます:
- - 太田天橋「小布施邸から見た泉山館」
- - 大橋了介「五月の校庭」
- - 亀本信子「旧図書館」
- - 後藤幸造「明桂寮」
- - 柳敬助「冬の校庭」
- - 山口都「成瀬記念館」
成瀬記念館は、1984年に設立された大学博物館で、成瀬仁蔵に関する資料や女子教育の歴史的資料を多く収蔵しています。本学の理念や歴史を広く知ってもらうための場として重要な役割を果たしています。
ぜひ、この機会に成瀬記念館を訪れ、画家たちの眼を通して新たな歴史の一ページを感じてください。