山梨ジュニアアンバサダープログラム 2日目のレポート
12月14日(日)、山梨県で実施された「山梨ジュニアアンバサダープログラム」の2日目では、参加者たちが山梨の魅力をより深く実感する体験をしました。プログラムは、冬野菜の収穫体験や、地元の市議会議員との対話を交えながら進行し、子どもたちの学びを促進するような内容となっています。
繭玉マスコット作りでスタート
午前中は、繭玉マスコット作りから始まりました。参加者たちは一つひとつ手作業で仕上げを行い、その過程でものづくりの面白さや、丁寧に作ることの大切さを感じることができました。作業中には自然と会話が弾み、仲間との絆が深まる時間となりました。
冬野菜の収穫体験
その後を受けて行われたのは、冬野菜の収穫体験です。実際に畑に入り、自分たちの手で野菜を収穫し、泥を水で洗う作業を通じて、「育てる」「収穫する」「食べる」といった一連の流れを実体験として学びました。「にんじんが思ったより重い」「土がふかふかしている」といった、子どもたちのリアルな声が生まれ、山梨の農業や日常生活がより身近に感じられる様子が見て取れました。
BBQでの地産地消の体験
昼食には、収穫したばかりの野菜を用いたBBQを行い、参加者たちは自分たちが育てた食材をその場で味わいました。この体験を通じて、食への関心や感謝の気持ちが自然と芽生え、育ちました。自分で手にした食材がテーブルに並ぶと、その美味しさは格別だったことでしょう。
地元市議会議員との対話
午後のプログラムでは、地元の市議会議員との対話の時間が設けられました。この時間を通して、地域で活動している大人たちの話に耳を傾けることで、子どもたちは「地域に関わる」ということの意味を深く考えるきっかけを得ました。地域の実情や思いに触れる中で多くの質問が飛び交い、参加者たちの関心も広がったようです。
地産地消メニューでの締め
夕食には、1日目に引き続き、山梨県の新鮮な食材を使った地産地消メニューが提供されました。産地を意識しながらの食事は、日中の体験をさらに意味深いものにしてくれます。その後、参加者たちは収穫体験やBBQでお世話になった方々へのお礼の手紙作成に取り組みました。この時間を通して、学びを整理し、感謝の気持ちを言葉にする大切さを学びました。
実体験が結ぶ地域の魅力
この2日目を通じて、子どもたちは山梨の産業や文化を、ただの「知識」としてではなく、自分のものとして捉え始めています。人との会話や自然との触れ合い、そして食を通じて、山梨は「訪れた場所」から「語れる場所」へと進化しています。子どもたちは、今後のプレゼンテーションに向けて、これまでの体験をどう伝えるかを考えながら準備を進めていくことでしょう。この4日間の経験が、彼ら自身の言葉となり、未来に山梨の魅力を伝えていく力となることを願っています。
プログラム概要
- - 名称: 山梨ジュニアアンバサダープログラム
- - 対象: 9歳~12歳(小学3~6年生)
- - 期間: 2025年12月13日(土) ~ 12月16日(火) 【3泊4日】
- - 場所: シルクふれんんどりぃ(山梨県中央市大鳥居1619-1)を拠点に山梨県内各所
- - 主催: 株式会社えべし
- - 協力: 株式会社イマジナ、山梨県
- - 特設サイト: 山梨ジュニアアンバサダープログラム