東京大学さつき会奨学金が女子学生を強力支援！新たな給付枠が登場

東京大学さつき会奨学金の新制度

国立大学法人東京大学は、女性の教育機会を拡充し、多様性を支持する「UTokyo COMPASS」のビジョンのもと、女子学生を支援するための奨学金制度を大幅に拡充することを発表しました。この新制度は、地方女子限定の奨学金として、より多くの女子学生がその学びや研究を続けられるようにすることを目指しています。

さつき会との連携による奨学金制度

これまで東京大学は、女子卒業生のネットワークである「さつき会」と連携し、優秀な女子学生に対する支援を行ってきました。そしてこのたび、さつき会奨学金の給付対象が拡大されることが決定しました。2027年度以降、伝統的なA型の奨学金に加えて、新たにB型とC型の奨学金が設けられます。

新たな奨学金の内容

- A型（従来型）: 申請者の家計基準が設けられており、自宅外から通学する女子学生に適用されます。毎年30名の奨学生を選考し、支給は学部4年間と修士課程進学時の標準修業年限が対象です。

- B型（都道府県指定口）: 各自治体から寄付を募る形で、地域に特化した支援を行います。寄付額に応じて、300万円につき1名の奨学生が選ばれます。地域密着型のこの制度は、地方からの女子学生を力強く応援します。

- C型（家計基準撤廃口）: 経済的な背景に関係なく、全国から年間30名を選考する新しいタイプの奨学金です。自宅外から通学する必要がある女子学生を対象とし、これまでにない柔軟性を提供します。

このように、奨学金制度を多様化することで、女子学生の入学機会を拡大し、東京大学が掲げる「女子比率30％」の計画を推進していくことが期待されています。

さつき会奨学金基金への寄付のお願い

さつき会奨学金基金は、今後も全国型に加え、B型奨学金への寄付を広く募集しています。地域に根差した支援を通じて、女子学生の進学を後押ししていただければと思います。寄付は税額控除対象ですので、皆さんのご協力が新しい世代の女子学生を育てる助けとなります。

具体的な進行状況

現在、B型の奨学金では大分県からの2名の採用が決定しており、今後さらなる地域からのサポートを期待しています。応募や支援に関する最新情報は、東京大学の公式ウェブサイトで随時更新される予定です。

まとめ

東京大学は、ジェンダーに配慮した教育機会の拡充を推進し、世界と対話を重ねながら未来を創造する姿勢を堅持しています。さつき会奨学金の新制度により、経済的に困難を抱える女子学生たちも安心して学び続けることができる環境が整いつつあります。あなたもぜひ、この取り組みを応援し、次代を担う女性の育成にご参加ください。