MIGが東京都のイノベーションアワードで優秀賞を受賞し、認知症対策の新たな展開を見せる

MIGが東京都のイノベーションアワードで優秀賞を獲得

2025年1月10日に東京ビッグサイトで開催された「Tokyo DIGICONX」内において、MIG株式会社が東京都主催の「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024」で優秀賞を受賞しました。この賞はAIやXR、メタバースなどの先端技術を活用して、都が抱える社会問題の解決に寄与する企業を表彰するものです。

MIGの認知症予防プログラム「Brain100 studio」

MIGが提供する「Brain100 studio」は、特に「健康現役層」をターゲットにした認知症予防プログラムです。このプログラムはVRゴーグルを使用し、脳機能を測定することで早期段階の病理リスクを検出し、予防活動を支援します。このような取り組みは、健診センターや健康経営企業を通じて全国で導入が進んでいます。また、イオンリテール株式会社が運営するMySCUEストアでは、期間限定で無料キャンペーンも実施中です。

受賞に対するコメント

MIGの代表取締役社長である甲斐英隆氏は、「応募総数107社の中から高い評価をいただき、大変光栄です」と述べ、東京都が抱える認知症問題の解決に貢献できるよう尽力していく意向を示しました。昨年、アルツハイマー病の治療薬の開発が進み、これからの認知症予防や治療に道筋が見えてきたことにも言及しました。

MIGは、要介護高齢者の増加や運転事故リスクの高まりに対処するため、さらに幅広いサービスの提供に向けて努力しています。「VRだけでなく、スマートフォンを使った脳健康測定プログラムも開発中です」と放った甲斐氏の言葉からも、積極的な社会貢献の姿勢が伝わってきます。

今後の展望とサービスの展開

受賞を機に、東京ビッグサイトで「TOKYO DIGICONX」にも出展しています。現在進行中のスマホアプリ開発だけでなく、地方自治体や大手生命保険会社との連携も期待されており、サービスの利用促進を図る意向があります。年末には明石家さんまさんのTV番組でも取り上げられ、より多くの人々に脳の健康への関心を喚起する機会となりました。

MIGの「Brain100 studio」は、VRを使った脳健康測定を通じて認知機能低下リスクを可視化し、効果的な予防活動を支援する新たな取り組みです。今後も脳の健康維持に貢献するために、幅広いサービス拡充を目指していくでしょう。