COCOLON新春コンサート
2025-02-07 13:41:13

重症心身障がい児と家族のためのCOCOLON新春コンサートが開催されました

COCOLON新春コンサート:重症心身障がい児と家族のための特別なひととき



2025年1月11日、タワーホール船堀にて「COCOLON」主催による新春コンサートが開催されました。特定非営利活動法人EPOが運営するこのイベントには、41組の重症心身障がい児とその家族、支援者を含む162名が参加しました。毎年、障がいを持つお子様やそのごきょうだい、家族が楽しく飽きることなく過ごせるイベントを企画しているCOCOLON。2025年は特に、年明けに開催されたことが特徴です。

障がいに配慮した特別な空間



通常のコンサートでは椅子が並ぶ中で、待機することも疲れるお子様には非常に困難です。しかし、COCOLONでは、クッションフロアが用意され、自由に座ったり寝転んだりできるよう工夫がされています。これは、車いすやバギーの利用者にも快適に過ごしてもらうための設備です。会場内の環境は、雨の日や医療的ケアが必要でも安心して過ごせるように整備されていますので、保護者の方々も大変リラックスして楽しむことができました。

音楽を通じた楽しい交流



今回、会場を盛り上げてくれたのは、音楽のプロ集団である「音のなかまたち」でした。子供向けの楽曲を中心に、各楽器を活かした楽曲まで多彩な内容で、参加者を楽しませてくれました。特に近い距離感でのパフォーマンスが評価され、寝転んだ状態でも、または抱っこされながらでも、自由な姿勢で音楽を楽しむことができるのは大きな魅力でした。

コンサート中には、選ばれた家族が舞台上で特別な体験ができるコーナーも設けられ、子どもたちはバス模型と運転手の帽子で会場を走り回りました。また、参加者からの楽曲リクエストにその場で応える即興演奏も大好評で、会場は歓声に包まれ、多くの笑顔が生まれました。

初のライブ配信を導入



さらに、この日のイベントでは、特に遠方や体調が優れないご家族のために、初のライブ配信が行われました。ご自宅のテレビやスマートフォンを通じて、コンサートの雰囲気や音楽を体感することができ、参加できなかったファミリーも後日アーカイブで楽しむことが可能です。このように、今後もさらに質の高い配信を目指し、ハイブリッド型のイベントを増やしていく方向で計画が進んでいます。

参加者からの嬉しい声



参加されたご家族からは、「初めてのコンサートが楽しかった!」「素敵な音楽に合わせて初めて動いた!」と喜びの声が聞かれ、COCOLONの活動への期待感が高まっています。

今後の展望



COCOLONはこのようなイベントを継続するだけでなく、重症心身障がい児とその家族の生活に役立つセミナーや新たな交流の機会も増やすことを計画中です。特に、障がいのあるなしに関わらず集まれるコミュニティづくりを目指して、今後も活動を続けていく方針です。様々なイベントやセミナーを通じて、さらなる情報交換の場を提供し、地域での交流を深めることを目指しています。

特定非営利活動法人EPOの「COCOLON」が重症心身障がい児とその家族にとって素晴らしい支援者であり続け、未来に向けて多くの新しい活動が展開されることを期待しています。


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