チューリッヒ保険、長崎・神奈川で森林ボランティア活動を実施

チューリッヒ保険、長崎県と神奈川県で森林ボランティア活動を展開

2024年12月の初旬、チューリッヒ保険会社の社員94名が長崎県西海市と神奈川県で実施した森林ボランティア活動が話題を呼びました。これらの取り組みは、環境保護と地域貢献を目的としており、多くの社員が参加しました。長崎では松の植樹、神奈川では杉の間伐が行われ、参加者は新たな学びを得るとともに、自然との関わりを深めました。

長崎県の活動詳細

長崎県西海市の雪浦海浜公園では、34名の社員が40本の松の苗木を植えました。松の木は潮風や強風に強く、周辺地域の農地や民家を守る役割があります。この植樹活動は、長崎県林政課や森林ボランティア支援センターの協力を得て行われ、社員たちは環境保護への貢献を実感しました。参加した社員からは「普段できない貴重な体験ができた」との感想や、「環境保全のためには人の手が必要だと学んだ」との声が寄せられました。

神奈川県の活動内容

一方、約60名の社員とその家族が参加した神奈川県立21世紀の森では、森林整備班と自然観察班に分かれて活動を行いました。杉の間伐をすることで、森林の健康状態を保つ重要性を学んだ他、自然観察を通じて環境についての理解を深めました。この活動もまた、神奈川県環境農政局の職員と森林インストラクターの支援を受けて実施されました。社員は「森林は保水に大きな影響を持つ」ことを理解し、自然の大切さを再確認しました。

プロジェクトの背景

この「チューリッヒの森」プロジェクトは、長崎県西彼杵半島の流域面積を持つ雪浦川流域において、荒廃した森林の再整備を目指しています。5年間かけて33.98haの整備が予定されており、整備により二酸化炭素の吸収促進、防災、水源涵養などの機能を強化し、地域の活性化を図ります。また、神奈川県では、同プロジェクトの一環として、相模川や酒匂川流域の森林再生に寄与する活動を行います。これにより、水源地域の保全にも貢献し、次世代に引き継ぐことを目指しています。

チューリッヒ保険のサステナビリティへの取り組み

チューリッヒ保険会社は、気候変動への対応に積極的に取り組んでいます。2050年までに温室効果ガスのネットゼロを目指し、さまざまな施策を導入しています。また、YouTube公式チャンネル『Green Music produced by Zurich』や「カーボンニュートラル自動車保険」の提供などを通じて、正しい運動を促進し、持続可能な未来の創造に寄与しています。今後も地域コミュニティと協力しながら、森林保全活動を継続し、気候変動問題に取り組んでいく方針です。