株式会社HELPUSHが拓くバリアフリー観光の世界
2025年4月、品川区に本社を持つ株式会社HELPUSHは、障害を抱える方や高齢者、さらにはベビーカーを利用するママたちの「行きたい!」を支えるバリアフリー観光プランを開発しました。これはただの観光プランに留まらず、心に響くおでかけの夢を実現するためのサービスです。
人々の外出を阻む3つのバリア
私たちの日常生活において、特に障害者や高齢者にとって外出は時に大きなハードルとなります。HELPUSHが直面したのは、以下の3つのバリアです。
1.
情報のバリア:どこに行けるのか、どんな施設があるのか、十分な情報が得られず計画が立てられません。
2.
物理的なバリア:段差や狭い通路など、物理的な障壁が移動を困難にします。
3.
心理的なバリア:周囲の目が気になり、助けを求めたくても言い出せない気持ちが働きます。
特に高齢者においては、外出を避けることが命に関わるケースも多いのです。閉じこもることで健康を損ない、将来の危険因子となることが指摘されています。
CEO寺田の原体験
代表取締役の寺田ユースケ氏は、自身も生まれつき脳性麻痺を持つ車いすユーザーです。彼の原体験が、このサービスを生み出すきっかけとなりました。生活環境が変わり、アクセスの不安から外出を控えるようになってしまった寺田氏。そうした彼の経験が、外出サポートへの情熱を育てる源となったのです。
バリアフリー観光プランの実現
HELPUSHは、ホテルや観光地の観光協会と協力し、専属のバディ(サポーター)と共におでかけをサポートします。事前に認知した情報に基づいてプランを作成し、ルートや食事場所、トイレの有無などの確認を行います。そのため、利用者は安心して外出に臨むことができるのです。特に医療の面で安全管理を行うことが、身体的および心理的なサポートに繋がります。
また、実際に車いすを利用するユーザーの視点を取り入れたリサーチを行い、現場の状況を正確に把握することで、より効果的に楽しめるプランを提供します。たとえ小さな段差でも、実際に現地を歩かなければわからない情報がたくさんあるのです。
地域との連携
HELPUSHは、地域の観光協会や商業施設と連携し、地域に密着した観光プランを構築しています。地域の人々が温かく迎えてくれる環境を作ることで、より多くの人たちが気軽に楽しめるよう努めています。
未来の目標
将来的には、実際におでかけした車いすユーザーが調査員として活動することで、さらなるバリアフリー観光の発展を目指しています。外出の楽しさを多くの人と分かち合いながら、障害を持つ方々が活躍できる環境を整えることが、HELPUSHの最終的な目標です。
これからも、HELPUSHは多くの方が笑顔で出かけられるような社会づくりを進めていきます。新しい時代のバリアフリー観光を一緒に楽しみましょう。