廃油回収、1万本突破!
2025-02-04 11:57:26

家庭の廃食用油回収が1万本突破!イトーヨーカドーの取り組み

家庭の廃食用油回収が1万本突破!イトーヨーカドーの取り組み



2023年2月、イトーヨーカドーは家庭系廃食用油の回収を開始しました。お客様の協力を受け、累計10,000本を超える専用リターナブルボトルの回収が実現し、計画以上の好成績を記録しています。この取り組みは、家庭から出る廃油を新たなエネルギーへと変えるための重要なステップです。

日本では、年間約10万トンの家庭系廃食用油が発生し、ほとんどが再利用されることなく可燃ごみに廃棄されています。しかし、これらの廃油はバイオ燃料(SAFやバイオディーゼル)として再利用できる貴重な資源です。イトーヨーカドーは、お客様がより手軽にこの廃油をリサイクルできるよう、専用のリターナブルボトルを導入しています。

実際にこのサービスを利用したお客様からは、「簡単に油をボトルに注ぐことができ、手間が減った」「油の処理が格段に楽になった」という声が寄せられており、業務の負担が減ることで多くの人々に支持されています。また、使用済みボトルを店舗に持ち込むことで、新しいボトルと交換できるシステムが好評を博しています。

廃食用油の回収は、資源循環の促進だけでなく、家庭での廃油処理の手間を大幅に軽減する役割も果たしています。2025年1月末時点での回収拠点は東京都、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県の65店舗に拡大し、累計回収本数は12,874本、回収量は約10トンを超えました。

さらに、イトーヨーカドーは回収された廃油をバイオディーゼル燃料の製造に活用し、将来的にはENEOS(本社:東京都千代田区)が持続可能な航空燃料(SAF)製造の原料として利用することを目指しています。この取り組みにより、負担を軽減しながら、持続可能な資源の確保に貢献できるのです。

イトーヨーカドーの計画は、2026年2月までに全店舗に回収拠点を設置し、累計回収量25トンの目標達成を目指しています。お客様と共に身近でわかりやすいリサイクルの仕組みを構築し、CO2排出量の削減と資源循環型社会の実現に向けて着実に取り組んでいく所存です。

専用リターナブルボトルの利点


この取り組みの特徴は、従来の家庭系廃食用油の回収手法から進化した点です。従来は使用済みペットボトルを用いていましたが、専用リターナブルボトルを使用することで、繰り返しの洗浄と再利用が可能となり、廃棄物の削減に寄与しています。このボトルは店舗のサービスカウンターや専用回収BOXで無料で提供されています。

とても簡単に利用できるこのシステムは、今後ますます拡大し、地域の環境保護活動に貢献するでしょう。私たち一人ひとりの小さな取り組みが、大きな変化につながります。イトーヨーカドーの新たな試みにぜひ注目してみてください。


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