コグニティ、地域支援プロジェクトを推進
コグニティ株式会社(東京都品川区)は、4つの地域自治体と連携し、持続可能な働き方の支援に向けた新たなプロジェクトを推進しています。この取り組みは、2025年度から2026年度にかけて、北海道釧路市、栃木県矢板市、山口県萩市、そして東京都品川区で展開され、地域ごとの特性に応じた実践的な支援が行われる予定です。
多様な支援プログラム
dこれらの自治体との連携では、就労支援や起業支援だけでなく、特に地域のニーズに応じたサービスが整備されています。例えば、釧路市ではシングルマザーを対象とした自立支援プログラム『カメリア・ポートくしろ』が始動し、職業選択やキャリア形成のための包括的な支援を行います。
このプログラムでは、コグニティが独自に開発した技術を用いて、応募者の自己PRや面接時のスピーチの内容を分析し、改善点をフィードバックするほか、企業には採用判断に役立つデータも提供します。
栃木県矢板市では、育児や介護によって離職した女性対象にデジタルスキル講座も提供され、ビジネス文書やプレゼン資料の作成スキルを短期間で習得可能です。この支援プログラムも、就労希望者の自己PRの質を向上させるための分析・フィードバックが盛り込まれています。
地域との強力なパートナーシップ
山口県萩市では、地域のサテライトオフィス設置のための協定を締結し、コグニティとの連携をより深めています。萩市では、これまでの取り組みを通して、地域内外での働き方改革に向けた支援の体制が整い、特色ある雇用の創出が期待できます。この協定により、コグニティの技術を用いて、地域の活性化とともに人材の掘り起こしも行われることが見込まれています。
東京都品川区では、ビジネス創造コンテストにおいて応募者のPitch内容を分析し、改善を促す取り組みが続けられています。このようなイベントは、若い起業家や事業主の育成にもつながり、地域の経済活性化にも寄与しているのが特徴です。
2026年に向けた展望
dコグニティは、これら取り組みをさらに拡大し、地方における“分析と支援のモデル”を実装する計画です。多様なライフステージの中でも、働き続けることが可能な社会づくりを目指し、各地域と協働して持続可能な成長を追求していくとのことです。
このように、コグニティと地域の協力によって新たな働き方が形成されていくことが期待されます。地域それぞれの特色を生かした支援が、どのように受益者の生活に変化をもたらすのか今後の展開に注目が集まります。