リストインターナショナルリアルティの躍進
近年、不動産市場が大きな成長を見せている中、リスト株式会社の連結子会社であるリストインターナショナルリアルティ(LIR)は、東京オフィスを中心に高級不動産仲介業務の取扱高が2024年に1,000億円を突破しました。これは、過去5年間で約6倍もの増加を記録したことを意味します。
不動産取引の多様性
LIRは、東京や神奈川をはじめ、アジアやハワイ、ドバイにまで広がる事業を展開。特に東京都心や各国内リゾート地での高額不動産取引が多く、億単位の売買が行われています。具体的な取引事例として、麻布区のアマンレジデンスや世田谷区の深沢土地(45億円前後の成約)、軽井沢の土地(約10億円前後の成約)などが挙げられます。
成約価格の急上昇
2023年の東京エリアにおける成約平均価格は約3.7億円であったのに対し、2024年には約6.5億円と、167%にも及ぶ上昇率を見せています。この背景には、円安の影響に加え、麻布台ヒルズのような新たなシンボリックな開発への高い評価が関与しています。また、インバウンド需要の増加も一因とされています。
予想される今後の市場動向
都心3区の不動産価格が高騰する中、湾岸エリアも同様に価格が上昇しており、今後の高単価取引も期待されています。特に、再開発が進む八重洲や六本木、虎ノ門エリアではさらなる成長が見込まれています。
加えて、麻布台ヒルズに代表される高級ホテルレジデンスの人気が高まっており、これに続くホテルコンドミニアムの取引も注目を集めています。また、ラグジュアリー邸宅やそれに関連する土地の需要が増加しており、都心での唯一無二のサービスを提供する高級物件への関心が非常に高まっています。
企業概要
リストインターナショナルリアルティは、2009年に設立され、神奈川県横浜市に本社を置いています。不動産売買の仲介だけでなく、賃貸管理や資産コンサルティング業務も行い、持株会社であるリスト株式会社は不動産関連事業を通じて顧客に価値あるサービスを提供してきました。
公式ウェブサイトでは、最新の取扱物件情報や業務内容が詳しく紹介されているため、興味がある方はぜひ訪れてみてください。東京エリアの高級不動産市場におけるLIRの動向から目が離せません。