クラウド型CTIとキャプチャーソリューションの革新
近年、企業のコンタクトセンターにおいて、顧客とのコミュニケーションの質を向上させることが急務とされています。その中で、株式会社コムデザインが提供するクラウド型CTI「CT-e1/SaaS」と、株式会社ネクストジェンが展開するキャプチャーソリューション「LA-6000」の連携が注目されています。この連携により、コンタクトセンターの効率化やAI活用の新たな道が開かれました。
「CT-e1/SaaS」とは
「CT-e1/SaaS」は、コムデザインが提供するクラウド型CTIサービスです。このサービスの最大の特長は、低コストで専用設備が不要な点です。クラウド特有の柔軟性に加え、企業のニーズに応じたカスタマイズができることから、現在までに1,745テナント、31,000席以上で利用されています。企業にとっては、コスト削減とともに高い機能性を享受できる魅力があります。
「LA-6000」の役割
連携のポイントとなる「LA-6000」は、通話録音機能を持つデバイスとして知られています。その上、CTIシステムから得た情報をAIソリューションなどへスムーズに引き渡す能力を持つため、録音された音声データを活用した新たなサービスを実現します。
この連携により、CT-e1/SaaSのユーザーは、LA-6000のさまざまなソリューションに簡単にアクセスが可能に。業務における効率的な情報管理と、AIによるデータ分析が可能になるわけです。これにより、テレフォニープラットフォームとしてのCT-e1/SaaSの価値は一層高まります。
手軽な導入方法
すでにCT-e1/SaaSを利用している企業にとって、「LA-6000」の導入は極めてスムーズです。新たに機器を追加する必要がなく、システムにスムーズに統合できるため、導入の手間を大幅に軽減します。このように導入ハードルが低いことから、コンタクトセンターにおけるコスト削減や業務の効率化が期待されます。
特に、最近問題視されている労働力不足の解消には、AIを活用することが鍵となります。LA-6000とCT-e1/SaaSの連携により、この解決策の実現が可能になるとしています。
CCP(Converged Communications Platform)の意義
さらに、連携開始に伴い、コムデザインが目指すCCP(Converged Communications Platform)が一層充実します。このプラットフォームは、コンタクトセンターのDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進し、顧客との会話やデータの活用を通じて業務改善を図るものです。テキストマイニングや会話解析などの新たなソリューションと連携することで、企業は高額な初期投資なしで効率的にDXを進められます。
企業情報
株式会社ネクストジェン では、IP技術を活用して、通信サービスの革新をリードしています。その技術力は官公庁や大手企業からも高く評価されています。
株式会社コムデザイン は、CXaaS(Customer Experience as a Service)をベースに、業界のニーズに応えるサービスを展開。柔軟かつ効率的なコンタクトセンターの実現を支援しています。
このCT-e1/SaaSとLA-6000の連携は、コンタクトセンターの新たな可能性を広げ、業務の効率化に寄与することでしょう。今後の展開にますます期待が高まります。