DGDVの新ファンド設立でスタートアップ投資が加速、国内外市場へ展開拡大

DGDVが新たに設立したファンドで投資拡大へ

株式会社DG Daiwa Ventures（DGDV）が、100億円を超える第3号ファンド「DGDV Fund III E.L.P. Cayman」をファイナルクローズしました。これにより、同社のファンド運用総額は約300億円に達し、国内外のスタートアップへの投資をさらに加速する方針です。

DGDVについての概要

DGDVは、シード及びアーリーステージのスタートアップに焦点を当てたベンチャーキャピタルで、東京に本社を構えています。設立以来、2016年からはシードやアーリー期の企業に対して、AIやセキュリティ、ディープテック、クライメートテック、ロボティクスなど幅広い領域で投資を行ってきました。また、北米をはじめとする海外のトップ投資家との連携を通じて、優れた投資機会を創出してきました。

投資実績とファンドの目的

過去には1号及び2号ファンドで約110社の国内外スタートアップに投資し、日本国内ではAcompanyやフェアリーデバイセズ、Yuimedi、WHILLなどに、海外ではMXやQuantstamp、Curv、slice、Rebellionsに資金を投入してきました。3号ファンドでは、これまでの経験をもとに、AI、フィンテック、ブロックチェーン、ヘルスケア、セキュリティ分野などへの投資を一層強化します。

3号ファンドの構成と出資者

DGDV3号ファンドの出資者には、三菱ＵＦＪ信託銀行、あいおいニッセイ同和損害保険、ダイキン工業、京王電鉄などの国内外金融機関や事業法人が名を連ねており、業界の多様性がさらに拡がっています。これらの企業は、DGDVとの協力を通じて新たなビジネスモデルや革新を目指しています。

今後の展望

DGDVの目指すところは、日本そしてグローバル市場におけるスタートアップのエコシステムを改革し、イノベーションを推進することです。3号ファンドの運用を通じて、社会課題解決に貢献する企業への投資を通じて、新たなテクノロジーの発展を促進し、各ステークホルダーとの連携によるオープンイノベーションの実現に寄与することが期待されています。

ファンドの詳細は公式サイト（https://dg-daiwa-v.com/）で確認でき、今後の動向にも注目が集まります。DGDVは、世界各地のスタートアップとのつながりを強化し、さらなる成長を目指して邁進しています。