AED訓練機材リニューアル
2025-05-29 15:47:20

フィリップスがAED訓練用機材をリニューアル、心肺蘇生の重要性を再確認

フィリップスがAED訓練用機材をリニューアル



心肺停止は、予期せずいつでも誰にでも発生する可能性があるため、いざという時に冷静に対応できる訓練が重要です。株式会社フィリップス・ジャパンは、AEDトレーニングの必需品である「ハートスタートFRxトレーナー」をリニューアルし、販売の再開に踏み切りました。

リニューアルのポイント



新しくなったFRxトレーナーは、従来のブルーから、実機のハートスタートFRxと同じグレーに変更され、よりリアルな訓練環境を提供します。形状や操作方法、音声ガイダンスも実機に忠実で、現場に近い体験が得られます。フィリップスは、AEDを含むトレーニング関連機材を豊富に取りそろえており、利用者が自信を持って使えるようにサポートしています。

救急現場の現状



最近のデータによると、救急車の到着時間は年々延びており、2022年の平均は約10.3分、2023年にはそれが10分に縮小したとされています。心停止が発生した場合、1分ごとに救命率が7~10%低下するため、迅速な応急手当が求められます。AEDを使用した一次救命処置が行われた場合、社会復帰率は44.9%に達するため、非常に重要な手段となります。

解決への意識調査



フィリップスは、FRxトレーナーの販売再開に先立ち、インターネットを通じて日本国内の救急意識についての調査を実施しました。結果、救急車到着前の一次救命の必要性を認識している人は少なく、69%が「全く知らない」または「対策していない」と回答しています。また、一次救命処置への自信については、平均評価が2.78点という結果に。
自信を持って救命行動を取れる人は限られており、さらなる訓練が必要であることが明らかになりました。

トレーニングの重要性



日本蘇生協議会のJRCガイドラインでも、1〜2年に1度のトレーニングが提唱されており、定期的な訓練が技能や自信の向上につながると言われています。AEDの設置を行うだけでは不十分で、日常的な点検と並行した訓練の実施が求められています。

FRxトレーナーの機能



FRxトレーナーは、実機と同じガイダンスに基づいて心肺蘇生法を学ぶことができます。利用者は、複数回利用可能なトレーニングパッドを使用して、繰り返しトレーニングが実施できます。トレーニングパッドは、FRx実機にも装着可能なため、兼用として使用することも可能です。さらには、市販の単4電池での運用が可能なため、ランニングコストを抑えられます。

最後に



フィリップスのAEDは日本国内で広く普及しており、海外からの訪日客にも好評です。実際の現場で自信を持ってAEDを使用できるための備えは、事前の訓練から始まります。心肺蘇生法とAEDに対する理解を深め、いざという時に迅速に対応できるようにするため、今後も定期的なトレーニングの実施が必須です。詳細な製品情報については、フィリップスの公式ウェブサイトをぜひご覧ください。


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