岡山大学と国連の挑戦
2025-02-14 01:01:23

岡山大学と国連がつなぐ若手女性研究者の未来への挑戦

岡山大学は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた活動を強化しており、国連貿易開発会議(UNCTAD)と連携して特別なプログラムを展開しています。2025年2月4日、同大学で行われた『途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース』第4期生の研究成果発表会では、ボツワナ、フィリピン、南アフリカから参加した4名の若手研究者が、オンラインで研究成果を発表しました。この発表会は、国際的な女性研究者への支援の一環として設計されたプログラムの成果を示す重要な機会となりました。

2020年に締結された岡山大学とUNCTADの包括連携協定に基づくこのプログラムでは、アフリカやASEAN地域からの女性研究者に、岡山大学での研究を2週間から1ヵ月間受ける機会が提供されています。これまでに約23名の研究者がこのプログラムを通じて科学技術イノベーション(STI for SDGs)を推進してきました。

発表会には、UNCTADのテクノロジー・ロジスティクス局のアンヘル・ゴンサレス・サンス部門長をはじめとする関係者が出席し、岡山大学の那須保友学長も海外からオンラインで参加しました。彼は、若手研究者たちに向けて激励の言葉を送り、彼女たちの努力と貢献を高く評価しました。

さらに、過去の受講者が共著論文を発表した事例も紹介され、プログラムがもたらす研究者間のネットワーキングの効果が強調されました。このように、参加者たちは、異なる国や背景を持ちながら共同で学び、成長する貴重な経験を得ているのです。

岡山大学は、STI for SDGsを実施運営する国連の重要な機関であるUNCTADとの協力を深め、このプログラムを通じてグローバルなネットワークを構築することを目指しています。今後も、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たしながら、国内外の研究者を育成し、持続可能な未来に貢献するための取り組みを続けていく所存です。

資源を限りなく活用したい時代に、国際的な協力によって若き才能を育む岡山大学の姿勢には大きな期待が寄せられます。これからも、地域と世界をつなぐ架け橋となり、研究に対する情熱を持った若手女性研究者たちにとっての希望の場を提供し続けることでしょう。彼女たちの取り組みは、SDGsの実現に寄与し、未来の科学技術の発展において重要な役割を果たしていくことが期待されています。


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