ココロミルが推進する新たな医療のかたち
東京都新宿区に本社を構える株式会社ココロミルは、「病気で後悔しない社会へ」というミッションを掲げています。この企業は、患者が自宅で長時間にわたって心電図検査を行える「ホーム心臓ドック®」を提供し、心臓病の早期発見を実現しています。
最近、ココロミルの新たに開発されるセントラルモニタシステムが、公益財団法人東京都中小企業振興公社の「第20回 医療機器産業参入促進助成事業」に採択されました。これにより、今後の医療機械の革新に期待が高まります。
ホーム心臓ドック®とは?
ココロミルの「ホーム心臓ドック®」は、胸部に手の平サイズの心電計を装着して、9時間以上にわたって心電図データを取得する仕組みです。このデータは臨床検査技師によって解析され、詳細なレポートが作成されます。通常の健康診断や人間ドックではわからない隠れた心疾患のリスクを発見することができるため、心臓病の早期発見に貢献します。
このシステムは医療機器として認可されているため、手軽に医療と同等の検査が受けられるのが大きな魅力です。また、睡眠の質やストレスを可視化する機能も備えており、睡眠時無呼吸症候群のリスクを検知することも可能です。これにより、潜在的な健康リスクに早期に対処し、生活の質を向上させることが期待されます。
「ホーム心臓ドック®」の価格は、12,100円(税込)で、さらに高機能な「ホーム心臓ドック®PRO」は19,800円(税込)で提供されます。
eclat(エクラ)について
ココロミルは医療機関向けに、使い切りで最大7日間連続して計測できるホルター心電計「eclat(エクラ)」も提供しています。この製品は、不整脈の検査に特化しており、突発的な不整脈を検知するためには24時間の検査では不十分という医療現場のニーズから開発されました。
使い切りのため、診療所の管理コストを削減し、患者側にとっても通院回数が少なくなり、迅速な検査が可能になるメリットがあります。2024年11月1日からは、保険適用も始まるため、さらなる普及が期待されています。
未来への展望
今回採択されたセントラルモニタシステムの開発は、ココロミルがこれまで培ってきた技術や知見を基に強力な健康支援ツールとしての役割を果たすことを目指しています。多くの人々が自分自身や家族の健康を見える化し、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につながることが期待されます。
ココロミルの今後の取り組みに注目が集まる中、私たち一人ひとりが健康について考えるきっかけとなる製品を環境に取り入れ、病気の予防を進めて行きましょう。