日本電設工業、デジタル化推進で請求書電子化率60%を達成

日本電設工業、請求書電子化で業務効率化を実現

日本電設工業株式会社が株式会社インフォマートの提供する「BtoBプラットフォーム TRADE」を導入し、請求書の電子化を推進しています。この取り組みは、導入からわずか9ヵ月で約60%の電子化率を達成するという目覚ましい成果を上げています。今、建設業界における業務のデジタル化が注目されています。

デジタル化の背景と課題

日本電設工業が直面していた主な課題は、非常に多くの書類が紙でやり取りされていることによる業務の非効率でした。請求書や納品書のやり取りが紙の文書に依存しているため、「送付したのか」「送られていないのか」といった確認作業が多く、また特定の担当者が不在の場合、その処理が滞るリスクもありました。月間約5,000件の請求書処理にかかる時間は、約800時間に及び、業務は属人化していました。これを解消するために、デジタルプラットフォームの導入が検討されました。

導入の決め手

「BtoBプラットフォーム TRADE」を選択する際、操作画面のシンプルさが大きなポイントとなりました。取引先の資材供給会社に対しても、スムーズに操作方法を伝えられるという評価がありました。また、資材供給会社にとっても費用負担がないことや、郵送費用や印紙代の削減ができる点が強調されました。インフォマートの担当者による親切なサポート体制も、導入を後押しする要因となりました。

導入の効果

電子化率60%達成

「BtoBプラットフォーム TRADE」導入後、社内での請求書電子化率は約6割に到達しました。以前は月末に請求書が集中していたのが、導入後は納品が完了した時点で順次請求書が発行されるようになった結果、業務の平準化が進みました。これにより、処理スケジュールに余裕が生まれて支払い処理の分散化が実現し、二重請求のリスクが低下しました。

業務フローの可視化

さらに、発注から請求までの業務フローを一元的に管理できるようになったことで、業務の透明性と効率性が飛躍的に向上しました。現場からは「BtoBプラットフォーム TRADE」上で案件情報を検索しやすくなったとのフィードバックが多く寄せられています。取引の履歴が確認できるため、支払いや請求に関するチェック体制も強化されました。

グリーン化とコスト削減

導入後の一つの明確なメリットは、請求書の保管スペースが劇的に減少した点です。紙の請求書が半分以下になり、オフィスのスペースを有効活用できます。このデジタル化により、環境への配慮と業務の効率化が同時に実現されたのです。

まとめ

これからも、日本電設工業はBtoBプラットフォームの活用を通じて業務のデジタル化を進め、より効率的で持続可能なビジネス運営を目指していくことでしょう。インフォマートのサービスは、今後ますます多くの企業に普及し、業界全体のデジタルシフトを促進することでしょう。デジタル化の先駆けとして、日本電設工業の成功事例は、他の企業にとっても大きな参考になることでしょう。