ADIのBIM導入成果
2025-06-17 10:02:43

建設業界のデジタルトランスフォーメーションを加速するADIのBIM導入成果

建設業界のデジタルトランスフォーメーションを加速するADIのBIM導入成果



近年、建設業界はデジタルトランスフォーメーション(DX)への移行が求められています。株式会社アーキテクト・ディベロッパー(ADI)は、その取り組みの一環としてBIM(Building Information Modeling)を導入し、驚くべき成果を上げています。

BIM導入の背景と重要性



ADIは、不動産の仕入れから設計・施工、さらには賃貸管理までを手掛ける企業です。これまでに、首都圏を中心に5万戸を超える賃貸集合住宅の管理実績を持ち、長期にわたる安定した運営を続けています。そのためには、適切な物件データ管理が不可欠です。特に、プロパティマネジメント事業では、最低30年間の維持管理責任があるため、BIMの導入は企業戦略として重要でした。

効果的なBIMワークフロー



2021年からBIMを導入し、計画段階から実施設計、さらには積算・発注に至るまで、一貫したワークフローを構築しました。これにより、建物のライフサイクル全体を通じて情報をスムーズに活用できるようになり、平均1.41%の発注金額削減を実現しています。また、フローリングの割付によって54棟286坪分の過発注を抑え、産業廃棄物削減にも貢献しています。

導入プロセスと課題克服



BIMの導入は、2021年11月に決定され、1年足らずで積算用数量出力システムの完成に至りました。2024年からは本格運用を開始しますが、その過程では「理想と現実のギャップ」という課題に直面しました。しかし、現場での使いやすさを重視した方針転換を行った結果、プラン設計におけるArchicad浸透率は100%を達成しました。

今後の展望



ADIは、BIM確認申請への対応や仕上表・カラースキームのデジタル化など、さらなる取り組みを進めています。BIM推進体制は最初の5名から現在12名まで拡大し、全社的な協力のもとでBIM活用を一層進めていく予定です。また、各部署がBIMデータを共有し、一つのモデルを起点に業務プロセスを連携させる体制を構築します。

企業理念と未来への展望



ADIは「美しい暮らし方を住まいから」という理念をもとに、豊かな未来の実現を目指しています。BIMの導入による効率化は、同社の業務だけでなく、建設業界全体の進化を促進する鍵となるでしょう。DXを通じて、人々の生活に新しい価値を提供し続けていく企業としての成長が期待されます。

会社概要


  • - 会社名: 株式会社アーキテクト・ディベロッパー
  • - 所在地: 東京都中央区銀座4-12-15歌舞伎座タワー10階
  • - 代表者: 代表取締役CEO 木本啓紀
  • - 事業内容: 土地活用、不動産開発、リブランディング、プロパティマネジメント
  • - URL: https://adi.jp


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