神戸の新名所「TOTTEI」の開業セレモニー
2025年4月5日、神戸市の新たな名所として注目される「TOTTEI」の開業にあたり、記念すべきまちびらきセレモニーが開催されました。見事な青空のもと、地元の皆様や関係者が集まる中、素晴らしいイベントが行われました。
このプロジェクトは、神戸市とNTT都市開発株式会社が協力して進めるもので、270度海に囲まれたアリーナ「GLION ARENA KOBE」を中心としたエリアです。アリーナ周辺の環境と一体化したデザインが特徴で、地域の新しいランドマークとして期待が寄せられています。
セレモニーの幕開け
セレモニーは、阪神・淡路大震災をテーマにした復興の歌「しあわせ運べるように」を神戸大学附属中等教育学校のコーラス部が合唱することでスタートしました。この美しい歌声が会場に温かい雰囲気を運びました。
地域社会へのメッセージ
壇上では、One Bright KOBEの代表取締役社長、渋谷順氏が挨拶を行い、プロジェクトに関わった多くの関係者への感謝を述べました。彼は「民設民営アリーナプロジェクトとして、これからの30年、50年の地域づくりに関わることの重みを感じています。神戸から、皆様に笑顔をお届けしたい」と熱い思いを語りました。
また、アリーナの外観デザインを担当したNTT都市開発の池田康社長は、このプロジェクトが神戸から世界へ感動を発信する場所になることを強調しました。「神戸の新しいランドマークとなり、多くの人々に訪れて楽しんでもらえることを確信しています」と語りました。
祝辞と地域活性化の期待
兵庫県知事の齋藤元彦氏からは、震災から30年の節目に、神戸で新たなスタートを切ることができたことに対する祝辞が寄せられ、アリーナの運営が神戸ストークスをホームにして行われることが発表されました。さらに、若い世代へのスポーツの普及と地域の活性化に期待を寄せました。
神戸市長の久元喜造氏も、神戸港に特別な思いを抱いている市民として、「TOTTEI」が新しい可能性を秘めていることを語りました。彼は、神戸ウォーターフロントの再開発が進む中で、地域が大きく進化していくことを感じています。
さまざまな期待に応える場所に
Bリーグの島田慎二チェアマンも、神戸にシーサイドアリーナが誕生することの意義を語り、スポーツだけでなく多彩なイベントを通じて地域のシンボルとなることへの期待を表明しました。
俳優の藤原紀香氏は、「TOTTEIが地域社会に潤いをもたらす場所となることが、本当の意味での復興である」と強調し、万博と連携して神戸の魅力を発信していく意向を示しました。
セレモニーは、テープカットによって新たなスタートを迎え、来場者全員でTTOTEIオープンを祝いました。One Bright KOBEは今後も地域に寄り添った運営を行い、神戸の新たな魅力を創造していく所存です。
TOTTEIの施設概要
- - 事業名: 新港突堤西地区再開発事業
- - 所在地: 神戸市中央区新港町2番1号
- - 敷地面積: 約23,700㎡
- - 延床面積: 約32,200㎡
- - 収容客数: 約1万人
- - 竣工日: 2025年3月1日
- - 開業日: 2025年4月4日
- - 運営会社: 株式会社One Bright KOBE
- - 設計・施工会社: 株式会社大林組
アリーナとその周辺がどのように進化していくのか、今後の展開に目が離せません。