日本初のセキュリティインテリジェンス組織「LDOC」設立の背景と展望
日本のセキュリティ企業、ZeamiCyberSecurity株式会社が新たに設立した「Layered Domain Observation Center(LDOC)」についてご紹介します。この組織は、国内初となるセキュリティインテリジェンス専門組織であり、次世代のセキュリティAI基盤「Zeami Intelligence(ZI)」の中核を成すものです。
LDOC創設の背景
近年、企業に対するサイバー攻撃が増加し、情報漏洩のリスクも高まっています。しかし、にわかには信じがたいことですが、実際の漏洩が発生する前に、どれだけ早くその兆候に気付けるかが、被害の大きさを左右する要因となっています。
特に、以下のようなリスクが問題視されています。
- - サプライチェーンを通じたアカウント情報の流出
- - 委託業者のパソコンからのファイル流出
- - ランサムウェア攻撃後のデータ放置
これらのケースでは、漏洩そのものの発見ではなく、「漏洩に気づくまでのタイムラグ」が最終的な被害を増大させています。従来の手法では、各企業がそれぞれ手動で監視を行うには限界があり、より効率的な観測体制が求められる時代となっています。
LDOCの役割
LDOCは、特にダークウェブや各種リークサイトに焦点を当て、企業外部に存在する脅威の兆候を広範に調査・分析します。その目的は、早期にリスクを発見し、企業の防御力を高めることにあります。現段階において、外部の兆候の99%は曖昧な情報で、そのままでは利用できません。LDOCはそれらの情報を企業単位で再構成し、意味のあるインプットとして「Zeami Intelligence」に融合させます。
今後の展望
今後、LDOCの調査成果はすべて「Zeami Intelligence」に統合され、検出精度や通知ロジック、リスクの判断基盤として利用されます。さらに、AIエージェントとの統合も計画されており、人間の知識と機械の処理能力が融合した実践的なセキュリティインテリジェンス基盤の確立が期待されています。
お問い合わせ
ZeamiCyberSecurity株式会社では、ダークウェブ観測と脅威分析を自動化するプロダクト「Zeami Intelligence」の開発が進められています。企業の皆様におかれましては、この新しいセキュリティインテリジェンスの取り組みにご興味をお持ちいただけることでしょう。
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詳細は公式サイトをご覧ください:
ZeamiCyberSecurity株式会社のコーポレートサイト
会社概要
- - 会社名:ZeamiCyberSecurity株式会社
- - 所在地:東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座 OCT 709
- - 代表者:大井 翔
- - 事業内容:セキュリティサービスの開発・提供
- - 設立:2024年3月26日
本件に関するお問い合わせは担当:佐藤(090-1271-7421)まで。メールでのご連絡は
[email protected]で承っております。