婚活サービス利用実態調査から見えた35歳以上の独身者の本音とは?
近年、晩婚化や非婚化が進む中、婚活サービスは多くの独身者にとって出会いの手段として注目されています。特に35歳以上の年代では、さまざまな婚活イベントやアプリが普及しており、多くの方が婚活に挑んでいます。しかし、合同会社REPREが実施した調査によると、婚活経験のある35歳以上の独身者の約55%は、婚活サービスを利用した1年間で誰とも交際に至っていないことが分かりました。この結果は、婚活の現実をどのように映し出しているのでしょうか。
調査の背景
調査を実施した「シンパティ」は、35歳以上の独身男女を対象に婚活の実態を探るためにアンケートを行いました。婚活が人気を集める中で、実際にはどのような課題が存在するのか。経歴や年収など、条件重視の恋愛がプレッシャーや疲労感を伴っているのも事実です。このような状況を踏まえ、調査で得たデータを分析していくことにしましょう。
主な調査結果
調査の結果、婚活サービスを利用してきた方々の実態が次々と示されました。
1.
利用された婚活サービス
参加者がこれまでに利用した婚活サービスのトップは「マッチングアプリ」が48.8%、次に「婚活パーティー」が41.2%、最後に「結婚相談所」が33.0%という結果になりました。多様な選択肢がある中で、特にアプリに人気が集まっていることがうかがえます。
2.
実際に会った人数
婚活を始めてから1年間で、最も多く会った人数は「1~2人」という回答が34.9%に上り、24.9%は「0人」と回答しています。このことから、非常に少数の出会いが実際には行われていることが分かります。
3.
交際への進展
1年以上婚活を続けた結果、交際に至ったケースは55.2%が「0人」であり、相手と会ったのは1~2人であっても、交際には結びつかなかったという実態が浮き彫りとなりました。
4.
婚活のつらさ
多くの参加者が感じた「つらさ」や「疲れ」は、「会った時の価値観や態度の不一致」に集約されており、時間や費用に対する焦りも6割以上が共通して経験しています。
5.
理想の出会い方
最後に、今後異性との新たな出会いに最も求めているものとして、1位は「共通の趣味や体験を通じた出会い」が27.6%、2位が「費用がかかりすぎないこと」、3位が「初対面の相手とすぐに好き・嫌いのジャッジをしなくていいこと」という結果になりました。 これは、条件重視の婚活に対する反発という側面もあるかもしれません。
調査の考察
今回の調査結果を踏まえると、現代の婚活環境には明らかに課題が存在しています。約55%が交際に至らないという事実は、出会う機会はあっても結びつかないことを示しており、特に価値観の不一致が大きな障害となっていることが分かります。
これを受けて、今後の婚活には「共通の趣味や体験」を通じた出会いの場が必要だと考えられます。 「シンパティ」はそうした出会いを生むために、会員同士が共通の趣味や体験を共有するイベントを豊富に開催することで、参加者が出会いを楽しむ環境を作り上げています。
まとめ
今回は、35歳以上の独身者が婚活サービスを利用する中で直面している問題の実態を探りました。参加者の半数以上が交際に至っていない現実は、婚活の難しさを物語っています。その中で新たに期待される出会いのスタイルは、共通の趣味を通じて築く関係です。もしも、あなたが婚活に疲れを感じているなら、「シンパティ」のようなコミュニティに参加して、楽しい時間を共にしながら、自然なつながりを育ててみてはいかがでしょうか。